院長コラム
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・8月31日 二つのPRP療法について

この週末は大阪で日本美容皮膚科学会に行ってきました。学会自体は特に目新しいことはなかったもののそのあとPRP研究会に参加してきました。これはご存じ自己血小板血漿注入療法ですが、これには現在2大ブランドがありまして、1つが当院で主に扱っているリジェンACRで、もう1つがW-PRPというやつです。そのほか自分のクリニックで血小板を抽出して治療を行っているクリニックもあるようですが、これは抽出できる血小板濃度に疑問が残るためあまりお勧めではありません。


リジェンACRの方は約6〜8ccの濃縮血小板を抽出できるためお顔全体の自然な若返りに最適です。それに対しW-PRPの方は約1.5ccしか取れないため例えば目の周りとか限られた範囲の治療に向いています(限られた範囲しか治療できません)。しかしこちらのW-PRP派の言い分としては、白血球が高濃度に含まれるため治療効果が高いというものです。さらには注入量が少ないという欠点を補うためbFGFという本来は傷治癒を促進するために用いる薬剤を自分の抽出した濃縮血小板に添加して用いるというζ(ジータ)PRPとかプレミア・・・・侑・ぢ療法とかいう治療法まで出てきていささか混乱気味です。ということでここらへんについての研究会が行われました。


そして結論として、2つの方法で取り出した濃縮血小板を比べてみるとリジェンACRの方がかえって白血球濃度が高いこと、bFGFを加えると皮下に瘢痕ができてそれのコントロールができず、それによる合併症が報告されていること、何よりもこのPRP療法というのは自分の血液から抽出したもので治療を行うことが最大の利点であるのにそれに人工物を加えるぐらいなら最初からヒアルロン酸で治療した方がいいのでは、といった内容でした。


僕もこの意見に賛成です。ボリュームアップ目的でPRPをするには無理があります。これはあくまで自分の組織を用いての自然な若返りです。


ということで当院ではこれからもリジェンACR派でいこうと思います。

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