髪の毛と地肌を繋ぎ、成長に必要な栄養を送り出す「毛根」。
毛根は発毛にも育毛にも重要な働きをしていますが、死滅することがあります。
抜け毛や薄毛に悩まれている方は毛根の死滅についても確認してみて下さい。
このようなお悩みありませんか?
・髪の毛が生えてこないが毛根が死んだのかな?
・毛根が死んだらどうしたらいい?・抜けた髪の毛は生えてくるの?
<目次>
毛根の死滅とは?
まず毛根という部分が、どの部分に当たるかをご説明致します。
髪の毛は普段触ったり、梳かしたりする皮膚より出ている部分を「毛幹」、皮膚の下にある部分を「毛根」というように分けられます。
毛根には、髪の毛の根元の膨らんだ「毛球」や髪の毛を作り出す「毛母細胞」、髪の毛の支えともなっている「毛包(毛嚢)」などが含まれています。
毛根が死滅するということは、この毛根細胞が死滅するということです。
もちろん、毛球や毛母細胞なども死滅するということになります。
そうなった場合、髪の毛を作り出す部分が無くなるため、髪の毛が生えてこない状態になります。
死滅する原因
しかし毛根が死滅するということはよほどのことでなければ起こりません。 例えば、頭部に火傷を負ったり、手術を要するような大きなケガを負ったりした場合は毛根が死滅することがあります。
詳しい話になりますが、毛球内の毛乳頭より栄養を受け取った毛母細胞が細胞分裂を繰り返し髪の毛は作られていきます
毛母細胞が大きく傷つけられるようなことがあれば、髪が生えてこなくなります。
そのため、そういったトラブルに覚えのない方は「毛根が死滅したかも」と不安になることはありません。
ただし、気をつけなければならないのは、
毛母細胞はAGAなどの理由により働きを休止することがあります。そうなった場合は、髪の毛を作る活動が鈍くなります。
もし、最近髪の毛が生えてこない・伸びないというように思われているのであれば、毛母細胞の活動が鈍化している可能性があります。
髪が生える仕組み
髪の毛は毛根から常に伸び続けている訳ではなく、一定の期間を経過すると、自然に抜け落ちて、抜け落ちた部分からまた新たな髪の毛が生えてきます。この流れをヘアサイクルと言います。
ヘアサイクルは、
「成長期」「退行期」「休止期」の3つがあり、これを繰り返しており、髪の毛1本1本で、ヘアサイクルがそれぞれ違います。
『成長期』・・・髪の毛を作る毛母細胞が分裂をして髪の毛が伸びてくる時期で、期間が長いほど、太くて長い髪の毛に成長します。
『退行期』・・・成長期が終わって、髪の毛の成長が止まる時期です。
『休止期』・・・毛根がだんだん頭皮に近くなって、新たに生えてくる髪の毛に押し出される形で、すでにある髪の毛が自然と抜け落ちる時期です。
正常な抜け毛の毛根とは
正常な抜け毛の毛根は、マッチ棒みたいになっていて、根元がしっかりしていて少し膨らんでいるのが特徴です。
毛根は黒く、根元の部分が白っぽくなっています。
髪の毛自体が、太くしっかりしてハリがあれば、通常の抜け毛の可能性が高いです。
毛根が白いと不健康なのかもと思うかも知れませんが、毛根が白いのは正常です。
髪の毛が生える時は、毛根からメラニン色素を吸収して黒い髪の毛になります。
そのため、自然に抜け落ちた髪の毛は、メラニン色素が毛先に集中して、毛根が白かったり、透明だったりします。
毛根の復活方法
毛母細胞が破壊され毛根が死滅した場合は、復活することはできません。 これは医療脱毛の原理と同じく、
永久脱毛という状態です。
しかし、毛母細胞の活動が鈍っているだけであるのであれば、その活動を活性化させることは可能です。
AGAが理由で毛母細胞が鈍っているのであれば、AGAの治療を行うことで活動を促せます。
薄毛や抜け毛でお悩みの方はぜひ一度当院へご相談下さい。
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【記事監修】 大西 勝 院長 医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。 |