赤ら顔・酒さ・毛細血管拡張症

赤ら顔の根本的な原因と治療方法を知ることができます

毛細血管末梢の微細な血管の拡張で、赤みが目立つ場合か、血管が浮き出た状態を言います。
正常な状態でも気温、緊張、飲酒によって皮膚の毛細血管は拡張して皮膚が赤くなりますが、 血流が通常にくらべて増加した状態のため皮膚が赤く見え、拡張した状態が元に戻らず赤みが続いた状態が赤ら顔となります。
コロナ以降「酒さ(しゅさ)」を主訴とする患者様が増えてきました。その理由として、マスクを長時間する生活が続いたことにより、
・マスクの刺激により新たに酒さを発生する方が増えている。
・もともと軽い酒さの方が、マスクによるムレ・摩擦・刺激・体温の上昇により悪化している。
・マスクによるかぶれ・湿疹に対して長時間ステロイドを使用することによる「ステロイド誘発性酒さ様皮膚炎」が増加している。

などの理由により、顔の赤み・ぶつぶつ・ほてり等を訴える方が増えていると考えられます。



酒さの分類

症状により、以下のように分類されますが、それぞれ混在することもあります。

毛細血管拡張型酒さ(第1度酒さ)

酒さの初期症状で、一過性の顔の紅斑(赤み)とほてり感が主体で「赤ら顔」とも呼ばれています。毛細血管の拡張も目立ちます。首などにもほてりがでることもあります。

丘疹膿疱型酒さ(第2度酒さ、酒さ症痤瘡)

ざ瘡(ニキビ)に似た紅色丘疹(赤いブツブツ)や膿疱(膿が溜まった白いできもの)が主な症状です。ニキビと違い、ニキビの初期症状である面ぼう(コメド)は見られません。

鼻瘤(第3度酒さ)

鼻部を中心とした腫瘤を形成します。皮膚が厚くなり、ボコボコと凹凸が目立ちます。程度の強いものはレーザー治療か手術を行っています。男性に多い症状ですが、日本人で発症する人は多くありません

眼型酒さ(眼合併症)

涙目のような眼瞼・眼球結膜の充血や炎症があらわれます。

原因

・外気温の刺激に対する血管収縮反応(寒風の地域で育った場合)
・ホルモン系機能障害・便秘・胃腸障害によるのぼせ
・長期間のステロイド外用使用による皮膚委縮が生じた場合
・ニキビ跡など炎症後に生じた赤み
・アルコールや香辛料など食品による刺激
・糖尿病や更年期障害

治療

保険治療

■抗生剤(ミノマイシン、ビブラマイシン)の内服
ぶつぶつした丘疹が強い時や、赤みが強い時は、抗生剤内服が有効です。約数週間~3カ月内服していただきます。

■漢方の内服
十味敗毒湯、桂枝茯苓丸料加薏苡仁などが有効です。

■ロゼックスゲル外用
メトロニダゾールという抗生剤の一種であるロゼックスゲルですが、酒さの治療薬として保険適応になりました。1日2回患部に外用します。刺激感や乾燥が生じる場合もあるので、慎重に経過を診ながら使用していきます。

保険外治療

■アゼライン酸(AZAクリア)外用
アゼライン酸は海外では約30年前から使用されているニキビの外用薬ですが、酒さに関してもメトロニダゾールと同等の効果があるとされています。妊婦、授乳中でも使用可能です。
15g 1980円

■イベルメクチンクリーム
毛包内に生息するニキビダニを死滅させます。また、炎症性サイトカインの生成を阻害して炎症を抑えることで、酒さの紅斑を改善します。
30g 2,200円

■VビームⅡレーザー
血管に特異的に反応する波長595nmの色素レーザーで、紅斑毛細血管拡張型酒さの症状を改善させます。
毛細血管がはっきりと目立つ場合は保険適応となります。照射範囲が広い場合は数字tカン腫れが生じます。

■ノーリス(I2PL)
ノーリスは、赤みの原因であるヘモグロビンに反応する波長の光を照射します。ぺたっとした赤みや、細かい血管の拡張に対して効果的です。上にあげたVビームⅡレーザーのように深く反応していないため、腫れ、ダウンタイムがほとんどありません。炎症後色素沈着などの副作用もほぼないのがメリットです。
ノーリスの特徴として、他のIPLでは必要とされる冷却をせずに照射できるため、血管が拡張した状態で照射できるため、より赤みに効果的です。
当院でもこれまで使用してきたIPLでは赤みに対応する効果が不十分だったため、赤み最も効果があるIPLとしてノーリスを導入しました。(IPLは5機種目となります)

■ポテンツァ
ポテンツァは、マイクロニードルを用いてRF(高周波)を照射する施術です。ポテンツァによる赤ら顔治療では、RF照射により、VEGF(血管内皮細胞増殖因子)による血管新生に関連するプロセスを抑制し、赤ら顔における赤みと火照りを感を改善させます。1カ月に1回のペースで何回か繰り返し治療を行います。


  • 施術
    紹介
  • 酒さ・赤ら顔・毛細血管拡張症の施術紹介

    • ポテンツァ

      マルチビタミン

      ポテンツァは専用のハンドピースと先端のチップの組み合わせ、お悩みに合わせた選べる導入薬剤によって効果的な治療を行います。

    • ノーリス(光治療)

      京都・滋賀でノーリスは大西皮フ科形成外科医院【大津石山,四条烏丸】

      波長域を広く照射するI2PL(次世代型IPL)を照射することでシミや赤み、ハリ、毛穴、くすみなど多種多様な悩みに対応しています。

    • VビームⅡレーザー

      石山院

      赤ら顔にVビームⅡレーザー治療を

      最新のVビームⅡレーザーで赤あざ、赤ら顔治療がより安全で照射後の内出血のリスクが低くなりました。

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