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2024.09.19
「小鼻の赤みを消して、ツルツルのきれいな肌になりたい」「赤ら顔を治す治療法が分からない」などのお悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。
頬や鼻などが赤らむという症状は、なぜ起こるのでしょうか。
赤ら顔は、毛細血管拡張症という皮膚の病気である可能性が高く、動脈と静脈をつないでいる毛細血管が拡張して血管が透けて赤く見えます。
こうした症状は、残念ながら自然に治ることも、スキンケアを頑張ったからといって治すこともできません。そうした赤ら顔について、これから原因とクリニックでの治療法をご紹介します。
毛細血管が何らかの理由から拡張したまま元に戻らなくなり、透けるようになった状態を毛細血管拡張症といいます。
具体的には、「毛細血管が拡張して治らない」、「赤みが消えない」、「炎症はない」という特徴があります。
血管の形が透けて見えてしまったり、血管が拡張して血流が増えたため肌に赤みが現れたりといった症状が起こります。特に小鼻周りや頬に症状が出やすくなります。
また妊娠中の女性に多く見られるため、ホルモンが原因で発症すると考えられるほか、もともとの体質や加齢、生活習慣などが原因になることがあります。次にそれぞれについて解説していきます。
【遺伝・加齢】
遺伝によって生まれつき皮膚が薄い方がいらっしゃいます。このような方は普段から毛細血管が透けて赤ら顔になることがあるといえます。
また年齢を重ねることで、皮膚内で脂肪量が減少するとこういった症状が出てくることもあります。
【女性ホルモンなどの影響】
毛細血管拡張症は女性に多い疾患で、妊娠中には顔や胸、首など広範囲に現れることがあります。
そのほかに、女性ホルモンが配合された薬を飲んで似た症状が起こることもあるため、女性ホルモンが影響していると考えられています。薬の服用を中止することで症状が改善することもあります。
【寒暖差】
寒暖差の激しい場所を行き来すると、毛細血管は気温の変化に合わせて拡張と収縮を繰り返して、体温を一定に保とうとする働きがあります。
この間に、血管が拡張したまま元に戻らないことがあると、赤ら顔の症状が出てきます。
【飲酒や香辛料】
アルコールや香辛料などの刺激物を摂取すると、交感神経が刺激されて血流が増加することで毛細血管は拡張しやすくなります。
ご自身でこうした飲食が過度になっていると自覚がある方は、赤ら顔になるリスクがあることを知っておきましょう。
残念ながら、毛細血管拡張症による赤ら顔は、そのままにして自然に治ることはありません。そして一般的な皮膚トラブルの場合は、薬を使って治療できるというイメージをお持ちの方は多いかもしれませんが、症状を改善させる薬は現在のところはありません。
基本的には赤みに反応する色素用レーザーで治療します。
○Vビーム
Vビームは、色素レーザーという種類のレーザーを照射し、血管の拡張や増殖によって肌に赤みが出た症状への改善効果が期待できます。
毛細血管内の血液(酸化ヘモグロビン)にだけ反応して、血管が破壊され、そうして赤ら顔や毛細血管拡張症を治療していきます。
赤アザ、赤ら顔、毛細血管拡張症、赤いニキビ、ケロイドの治療など毛細血管拡張を伴う様々な症状に高い治療効果が期待でき、治療後の赤みや腫れが少ないレーザー機です。
○光治療ノーリス
ノーリスIPLを照射することで、拡がってしまった毛細血管を熱で凝固させ、その結果血流が減ることで赤みを改善していきます。
通常のIPLの光は水に反応するため、熱の発生による火傷のリスクがありましたが、ノーリスは、お顔に当てるハンドピースにウォーターフィルターを搭載し、治療に必要がなく火傷のリスクのある波長をカットすることができます。
赤ら顔(毛細血管拡張、酒さ)や赤ほくろ(老人性血管腫)でお悩みの方、これまでのIPLで満足のいく結果が得られなかった方に用いています。
お顔に、赤みや細い血管が透けて見えるような方にして頂きたいスキンケアをご紹介します。
決して肌を擦らないように注意することが大切です。
化粧水は手の平に取り、よく温めてから優しいタッチで肌に押し当て、染みこませるようになじませていきます。 その後は、乳液やクリームでフタをすることも重要です。
また洗顔の際に、冷水や熱いお湯を使うと毛細血管の収縮や拡張を招くので、人肌ぐらいの温度の水で洗うように調整してみて下さい。
また、夏になると冷蔵庫で化粧水などを冷やしている方もいらっしゃいますが、こちらも避けた方がよいでしょう。
毛細血管拡張による赤ら顔の原因は、未だはっきりわかっていません。そのためご自身のスキンケアを念入りにしたとしても治すことはできません。
ただし、美容皮膚科クリニックで適切な治療を受けて頂ければ、症状は改善していきます。当院では、赤ら顔や酒さに関しての治療経験も豊富で、ご来院された患者様の多くに改善が見られます。治療が難しく、湿疹や脂漏性皮膚炎、ニキビと間違われていることも少なくありませんので、お顔の赤みにお悩みの方はお気軽にご相談下さい。
【記事監修】 大西 勝 院長 医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。 |
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