この時期に気になる「汗」問題！！ 部位別オススメの治療方法★

汗のお悩みというとワキと思いがちですが、
頭の多汗症で悩まれている方も、
多くいらっしゃいます。
頭皮のニオイも汗が原因の一つ。

そんな頭部へはボトックス治療を行います。

ボトックスとは、
ボツリヌス菌がつくるタンパク質から
生成された薬剤です。

薬剤の濃度や注入する量を調整することで、
頭部でも次のような広範囲から
ピンポイントまで患部に合わせての施術が可能です。

麻酔して行いますので、
痛みが心配な方もご安心ください。

頭全体

急に頭に血が上ったように熱くなり、
汗が吹き出し、首筋や背中へしたたり落ちる！
そんな頭全体の汗を抑える治療として
おすすめなのが、ボトックス注射です。

薬剤を頭皮に注入し、
交感神経から汗腺へ汗を出すよう命令する
神経伝達をブロックして汗を止めます。

効果は１回の治療で４か月以上持続するので、
今、治療すればこの夏の汗のお悩みが
スッキリ解消できますよ。

前頭部

頭頂部から額にかけて汗の量が多いと、
仕事中も頻繁にハンカチでぬぐったり、
車の運転中に目に入ったり、
危なくて困るなどのお悩みが生じます。

施術は生え際から5㎝程奥に入った幅で、
サイドは耳の上あたりまでボトックス注射を行えます。
通常2～3日で汗の分泌が抑える効果が現れ、
日常生活がより快適になります。

後頭部（襟足）

襟足の汗にもボトックス注射はおすすめです。
襟足から汗が落ちると、
衣服の首元に汗ジミができ、
お気に入りの服を着るのもためらわれてしまうもの。

また襟足の汗に髪の毛がまとわりついて、
かゆみが出たりすることもあります。

ボトックス注射の施術は、傷跡が残らないため、
後ろから目立つ襟足も安心して受けていただけます。
薄着になり汗の量も増える夏の前に、
ボトックス注射で頭部汗対策を。

「顔汗が止まらない」
「マスクすると一瞬で汗」

お化粧や日焼け止めも取れて、
肌トラブルが起きやすいおでこの汗、
どうにかしたい！といった悩みも多くあります。

メイク崩れのほか悩みの尽きない額も、
ボトックス注射で改善できます。

顔汗がひどいと、大切な打ち合わせや
デートで緊張していると思われたり、
清潔感がないと見られるなど
マイナスイメージを与えてしまいます。

施術は10分ほどで終了し、
腫れや傷跡もありませんので、
ためらわずに治療を。

嫌なニオイを伴う、腋の汗。
根本から治療されたい方はミラドライを、
夏の期間限定で対策したい方はボトックス、
ホームケア用にはパースピレックスを
おすすめしています。

ミラドライは、半永久的に効果の続くワキ汗治療です。
医療機器”ミラドライ”から照射する
マイクロ（電磁）波で、汗と臭いのもととなる
2つの汗腺、「アポクリン汗腺」
「エクリン汗腺」を壊します。

また広範囲に、均一に照射できるので、
施術は1時間ほど。
ボトックスのような手軽さと、
手術のような効果が期待できる優れた治療です。

局所麻酔と冷却しながらの照射で、
熱さや痛みを感じにくく跡も残らず、
中から重度の多汗症の改善が期待できます。

軽度のワキ多汗症には、
ボトックス注射で発汗を止めることができます。
また、ワキガの臭いもかなり軽減します。
ボトックスの効果は約6ヶ月弱ですが、
暑い季節の汗対策にという方にはおすすめです。

またホームケア用に、
医療用制汗剤のパースピレックスを
おすすめしています。

主成分の塩化アルミニウムが
汗腺の中で水と反応を起こし、
汗腺内に角栓を作ります。

これが汗腺のフタの役目を果たし
発汗を抑えるというもの。

この角栓が皮膚の代謝で排出されるまで3～5日ほど。
その間は汗腺に「フタ」をされている状態で、
制汗効果が持続します。
汗が多い方にはストロングタイプがあります。

手足多汗症の方には、
イオントフォレーシスをおすすめしています。

イオントフォレーシスは、
水道水に弱い電流を流し、
手足を浸して行ないます。
ほとんどの方に施術ができ、
大きな副作用がない治療法です。

週２～3回20分ほど施術をし、
効果がでてきたら改善した状態を
維持する形に切り替えていきます。

このほか医療用制汗剤のパースピレックスも行います。
塩化アルミニウムが汗腺に角栓を形成、
フタすることで多汗を改善します。

かぶれを軽減する乳酸成分を含んでいるので、
手など人の目につく部位にはおすすめです。

就寝前に塗るだけ、手洗いや入浴をしても
３～５日間は効果が持続します。

香料不使用でお肌にやさしい敏感肌用の
コンフォートタイプや、
手のひら・足の裏専用のローションタイプもあります。

汗とニオイは自分で止めることができないだけに、
ご本人にしかわからないお悩みも多く、
ひとりで抱えがちです。

普段の生活に支障をきたすほどの大量の汗は、
患者様の気持ちや人間関係にも悪影響を及ぼします。

そんなお悩みを解消できるよう、
当院では様々な治療をご提案しております。
汗が気になる方はぜひ当院までお問合せください。


【多汗症についてはこちら】

【記事監修】 大西 勝　院長 医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成９年より大西皮フ科形成外科医院を開業。