まつ毛の育毛は病院で相談できる？

フサフサのまつ毛になりたい！　目元が寂しいのをなんとかしたい！
という場合、まつげ美容液に興味を持つ方もいらっしゃるでしょう。

もちろん、本来のまつ毛が健康であることが大切です。
そのために、美容液を使うのは良いのですが、実は含まれる成分による弊害も報告されています。

良かれと思ってつけても、トラブルになっては困りますよね。

まつ毛が減ってきたと感じる方、もともとまつ毛が短い、
少ないのを治したいという方は、医療機関で治療できます。

毎日のビューラーやマスカラ、エクステなどでダメージを受けている方に、
まつ毛を濃く、太く、長くする美容液
「ルミガン」と「グラッシュビスタ」をご紹介します！

まつ毛が少ない、短い、細い、といった方は、まつ毛貧毛症かもしれません。

まつ毛貧毛症は、アイメイクのし過ぎや、
コンタクトの装着などで負担をかけている、
またはクレンジングで落とす際にこすっていることや、
年齢を重ねることでも起こってきます。

またアトピー皮膚炎や乾燥などの皮膚疾患や、
他の病気で服用している薬の副作用でまつ毛が抜けてしまうこともあります。

病院だからこそ、本当のまつ育を！

まつ毛が足りない、細い、薄いなど、
どれかに当てはまるという方は、病院の薬で治療できます。

当院で使っているグラッシュビスタ製剤は、
国内で初めて承認された唯一の治療薬。

グラッシュビスタは、市販されている“まつ毛美容液”とは違い、
医療用に開発された薬です。

そのジェネリック品（代替え品）がルミガンであり、
グラッシュビスタ製剤が供給困難な際に用いることがあります。

どちらも医師の診察のもとで処方され、
毛の長さや豊かさ、濃さを改善していきます。

この二つの成分は同じものが含まれていますが、
いくつか違いもあります。

グラッシュビスタとルミガンの違いは？

現在、「まつ毛貧毛症」治療薬として
厚生労働省で承認が取れているのが、
グラッシュビスタです。

そのため、もし副反応で皮膚トラブルがあった際、
グラッシュビスタである場合は救済給付を受けられますが、
ルミガンはこの制度を用いることはできないという点があります。

そういったことをご理解の上、
副反応が出た際に保障があった方が安心という方は、
グラッシュビスタを。
成分が同じなら正規品でなくても、
価格が低いから試してみたいという方は
ルミガンを選んで頂くということもできます。

・有効成分

グラッシュビスタおよびルミガンは、
「ビマトプロスト」という、緑内障や高眼圧治療薬で

用いていた成分に注目して開発されました。

ビマトプロストを使用していた患者様に、
自然にまつ毛がフサフサしてくるという副作用があったのです。

グラッシュビスタは、1日1回上まつ毛の生え際に塗るだけで、
物足りなかった毛が長くなり、
太さや濃さも増す育毛効果が期待できます。

・臨床試験の結果

臨床試験では、グラッシュビスタを塗ってから4か月後に、
約80％の方（88人中68人の方）に、
まつ毛の長さや太さ、濃さなどの全体的な印象が改善されていたことが確認されました。

しかしまた、その後使用をやめてしまうと
次第に前の状態に戻っていくケースも見られます。

【グラッシュビスタ、ルミガンの使い方】

1 ．使用する前に

夜、クレンジングや洗顔をして顔全体を清潔にしておきます。
コンタクトレンズも外します。
（再び装着する際は、塗って15分以上たってからしましょう。）

2．ブラシの準備

容器から専用ブラシを取り出し、毛先に触らないように持ち、
薬剤を1滴落として染み込ませます。

３．生え際に塗る

時間をおかずに、上まつ毛の生え際を
目頭から目尻方向へ丁寧に塗っていきます。

下まぶたに塗ったり、眼に入れたりしないよう注意します。

塗る回数を増やしても効果は変わりませんので、
1日2回以上塗らないように。

4．余分な液をふき取る

上まつ毛の生え際以外についた薬液は、
コットンやティッシュなどでふき取るか、洗い流しましょう。

5．使用したブラシは捨てる

まつ毛を塗り終えたら、そのブラシは捨てます。
もう片方用に新しいブラシを取り出し、同じ手順で塗ります。

まつ毛のボリュームをアップしたい、メイクなしでも自信を持ちたい、
目元の印象を変えたい！ そんなまつ毛のお悩みは、治療できます。

当院では、日本の厚生労働省から承認された医療用治療薬グラッシュビスタ、
およびルミガンを用いて患者様のご希望に沿った治療を行っています。

まつ毛の長さや豊かさ、濃さを改善されたい方は、
お気軽に当院までご相談下さい。