「糸リフト」仕上がりは？糸ってどんなもの？　気になることをご説明します！

糸リフト（スレッドリフト）は、お顔にメスを入れることなく手軽にリフトアップ、傷跡が残らずに小顔が叶う施術です。ほうれい線やフェイスラインのだぶつき、マリオネットラインの原因となる“たるみ”を、特殊加工をした溶ける糸を使って引き上げる人気の治療です。切らずに皮膚を引き上げて、ダウンタイムも短く効果もしっかり実感、ハリや弾力の向上と美肌効果もあって、その日からメイクも可能。そんな糸リフトについてご説明します。

引き締めたい箇所にギザギザのついた糸を針で刺し、そのギザギザを引っかけて持ち上げるという施術が糸リフトです。切るフェイスリフトのような手術をすることなく、時間が経てば自然に体内に吸収される特殊な糸を皮膚の下層に通して、たるみを引き締めていく治療です。

加齢によるお顔の変化には、皮膚が薄くなって伸びてくる、脂肪のボリュームが減少する、皮下組織が緩み重力で下がってくる。この3つがあります。

中でも糸リフトは、「皮下組織が緩み、重力で垂れ下がる」という症状に一番効果を発揮します。目元や口元、首などデリケートな部分の施術も可能で、切って行う施術に比べ傷跡が残らない、ダウンタイムが短い、という利点があります。また仕上がりも、手で引っ張ったみたいに突っ張らないので、さりげない変化を望む方には特におすすめです。

現在は何種類か糸がありますが、当院ではその中から厳選した糸を使用していますので体への悪影響もご心配はいりません。

溶ける糸と溶けない糸の違い

使用する糸には、溶けるものと溶けないものがあり、溶けないタイプの方が効果は長いといわれています。ただ、術後に合併症になる可能性がかなり低いということから、当院では「溶ける糸」をおすすめしています。術後の異物感や違和感、ダウンタイムのリスクも少ないので安心して受けて頂けます。

仕上がりはどれくらい？

皮膚が不自然に突っ張られることはありませんが、具体的にどの程度の引き上げになるのか気になる方も多いと思いますので、その目安をご説明します。顔を正面に向けて手鏡で見てみます。この状態からあごを上げて天井を見てください。その状態で再び鏡を見たそのお顔ができ上りの感じになります。口元がスッキリして、頬もプリッとしている、そういう自然な仕上がりを目指して施術していきます。

糸リフトは、ギザギザの糸が皮下組織を支えてくれるのと同時に、肌の質感の改善と引き締まり効果もあります。

こんな方におすすめ

この施術は、軽く引き上がった感じが欲しい方や肌質の改善をご希望される方のほか、次のような方に適しています。

・手術痕を残したくない

・頬や顎のたるみが気になる

・ほうれい線やマリオネットラインが深くなった

・フェイスラインがたるんで大きく見える

・肌にハリや弾力がない

・短時間ですませたい

持続期間

一番気になる効果の持続ですが、当院で使用しているテスリフトとハイパーリフトという糸の場合、約２年かけて皮膚組織に溶けていきますので、その間は効果があります。

ただ、施術した２年後に一気に元の状態に戻ってしまうということではありません。

糸の周りでは新しくコラーゲンが生成されていますので、その作用によってリフトアップの効果はその後も持続します。

糸を使ったリフトアップは、切らずに皮膚を持ち上げることができるので、とても人気のある施術です。そして、さらに注射やマシンを使った施術と併用することによって、どんな年代の方にも満足のいく結果が得られますので、当院では特におすすめしたい治療です。

皮膚が薄くなって伸びている方には…

ボトックス注射やスネコス注射、ハイフ、レーザーなど、皮膚を引き締めるマシンとの併用を行います。小じわや毛穴が目立ってきているという方も、このタイプの併用をお試し下さい。

皮下脂肪のボリュームが減少している方には…

ヒアルロン酸注入との併用をおすすめしています。頬やこめがみの痩せ具合が目立っているという方はこのタイプの併用をお試し下さい。

切開手術によるフェイスリフトでは、引っぱられたような顔になりがちでしたが、糸リフトですと不自然にならずに、若い頃のお顔に仕上がります。たるみと言っても、顔立ちとか皮膚の状態などによっておすすめの治療が違ってくるものです。糸リフトは年齢を重ねて変わってしまったお顔を、数年前に戻したいという方に適しています。

また、最初からいきなりというのはちょっと…という方には、まずヒアルロン酸を注入してからという併用パターンもありますので、フェイスアップをお考えの方は、お気軽にぜひ当院までお越し下さい。

【スレッドリフトはこちら】

【記事監修】 大西 勝　院長 医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成９年より大西皮フ科形成外科医院を開業。