2023.12.15

マスクによるニキビが治らない・・

マスクによるニキビが治らない・・

マスクをもつ女性


長いマスク生活でニキビができてしまい、「なかなか治らない…」、「治ってもまた別の場所にできてしまう」といったことでお悩みの方が増えています。

これまで外出時や人と話をする時、当たり前に着用していたマスク。不織布などの素材が肌に当たっているのは過度なストレスを与えている状態で、マスク内の蒸れもニキビができる原因になります。これからその点を確認しながら、マスク生活での適切な対策やニキビ治療についてお伝えしていきましょう。

マスクニキビの原因

カウンセリングする女性

なぜマスクをしていると繰り返しニキビができたり、悪化したりしてしまうのか。それはマスクを着けることで生じる摩擦や蒸れ、乾燥、マスクの繊維による刺激などが関係しています。

 

「摩擦」によるバリア機能の低下


マスクを着脱したり口を動かしたりして肌が擦れると、乾燥や赤みが起こる接触性皮膚炎が生じ、肌のバリア機能も低下していきます。バリア機能は、水分を蓄え外的刺激から守る役割を担っているため、これが弱まることでマスクの下の頬やあご周りが荒れたり、ニキビができたりしてしまうのです。

 

「蒸れ」による雑菌の繁殖


マスクの中は熱がこもりやすく高温多湿の状態です。その環境はアクネ菌やほかの常在菌が増殖しやすい状況ですので、そこに皮脂や汗が混ざると一層アクネ菌が増えて、ニキビの炎症が進み悪化していきます。

 

「乾燥」による皮脂の過剰分泌


マスク内が蒸れている状態でマスクを外したりすると一気に蒸気が放たれ、その際に肌の水分も奪われていき乾燥が起こります。肌荒れやガサつきが出て、さらには乾燥による皮脂の過剰分泌や肌のターンオーバーの乱れを招きニキビが発生しやすい要因になります。

 

「マスクの繊維」による刺激


マスク内は蒸れて皮膚がふやけ刺激を受けやすくなっています。そのためマスク繊維の素材が触り続けていると炎症を起こして、かゆみや赤みなどの症状(接触性皮膚炎)が起こりやすく、すでにできたニキビに炎症が起こり悪化する原因にもなります。


<当院の人気治療>
シミ治療
ほくろ除去
ニキビ治療

マスクニキビの予防対策

笑顔の女性

マスク生活でのニキビを防ぐためには、適切なスキンケアを続けることが大切ですので、次にお手入れのポイントを見ていきましょう。

 

刺激の少ない化粧品で丁寧なスキンケア


ニキビができた肌には、防腐剤や合成香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤などが不使用で、肌本来の力を発揮させるような化粧品を選ぶことをおすすめします。また、レチノールなどパワーの強い成分が配合されている化粧品も避けるようにしましょう。マスクをした日は、帰宅後早めに顔を洗うようにし、刺激の少ないクレンジングや洗顔料を使い、洗顔はたっぷりの泡で優しく行います。

何度も洗ったり、ゴシゴシ擦るのは、乾燥が進み皮脂の分泌を促してしまうことになるので注意しましょう。化粧水やクリームも手の平にひろげた後、顔を包みこむように優しくなじませるようにしましょう。

 

たっぷり保湿で肌のバリア機能を整える


マスク着用している肌は、バリア機能が低下し乾燥しやすい状態ですので、保湿力の高い化粧水をたっぷり使い、その後、クリームや乳液などの油分で蓋をすることも忘れずに。さらにマスクが直接触れる頬やフェイスラインには、少し厚めにクリームを塗るのもおすすめです。皮膚が保護されマスク内の摩擦を軽減してくれます。

 

紫外線ケアを忘れない


マスクをしているから日焼け止めは不要と思っている方がいますが、紫外線はマスクを通過していきます紫外線を浴び皮脂の酸化が進むと炎症を起こし、ニキビができやすくなるため日焼け止めは必須です。肌への負担を考えて、日常生活であれば、SPF20、PA++程度のものを季節に関係なく一年中塗りましょう。

 

汗をかいたらこまめに拭き取る


マスクの中が蒸れたままだと雑菌が繁殖していくので、汗をかいたらその都度ふき取ることが大切です。蒸発した水分を補うためにスプレータイプの化粧水などを活用するのも良い方法です。

マスクニキビの治療法

案内する看護師

ニキビには、抗生物質やビタミンB群などの内服薬や外用薬、ニキビ内の皮脂を取り除く治療を行います。これらは保険適用ですが、炎症が強く跡が残ってしまう場合や、繰り返して治らない場合は、保険適用外の治療もご用意しています。例えば、ニキビの元となる皮脂腺を破壊するアグネス、古い角質をはがし、肌の代謝を高めることでターンオーバーを正常化するピーリングなどは、ニキビを改善し、防ぐことができます。

またレーザーやポテンツァ、ダーマペン4などは、肌にごく小さな穴をたくさん開け、肌の新陳代謝やコラーゲンの生成を促し、ニキビ跡の治療に効果的です。その他にも様々な治療法がありますが、ニキビの進行レベルに合った治療法を理解した上で選択しましょう。


ニキビの進行別治療法はこちら

治療症例


【症例1】ダブルピーリング

<ニキビ・ニキビ跡 20代女性>: 医療用ダブルピーリング+イオン導入(ビタミンC)+ドクターズコスメ+外用薬


【症例2】ミルクピールトリートメント

<ニキビ肌>施術から56日後:4回のミルクピール施術と推奨ホームケアトリートメント後の状態



【症例3】アグネス

<ニキビ肌>治療2回

ニキビでお悩みの方は当院まで

大西 勝

施術後の皮膚トラブルにおいても、医師が責任を持って対応させて頂きます。医療脱毛であればアフターケアの点にも安心して受けて頂けますので、脱毛をお考えの方はぜひ当院までご来院下さい。マスクの着用でできたニキビや肌荒れには、肌のバリア機能の底上げができるよう意識して、上手にケアができればできにくくなります。ぜひ肌に良いスキンケアを習慣化していきましょう。

もし対策をしてもニキビが繰り返したり、ひどくなったりするのであれば、迷わず早めに当院はじめ美容皮膚科などでご相談されることをおすすめします。

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大西 勝        【記事監修】
大西 勝 院長
医療法人 大美会
大西皮フ科形成外科医院

国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。



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