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2023.03.16
毎年、花粉シーズンになると鼻水、鼻づまりに加え、皮膚のかゆみ、赤みといった肌トラブルに悩まされている方も多いと思います。花粉が肌に付着することでアレルギー反応を引き起こして、乾燥がさらに悪化するという方も少なくないようです。そこで、毎年花粉で起こる肌トラブルでお悩みの方に、肌荒れが起こる原因やその予防と対策の方法をお伝えしていきます。
健康な肌には、皮脂や天然保湿因子(NMF)などのうるおい成分が蓄えられています。それが外部からの異物の侵入を防ぐバリア機能の役割を果たしているのですが、それが十分に働いていれば、花粉が皮膚に付いてもそれほどの刺激にはなりません。
しかし乾燥や生活習慣などの影響でバリア機能が下がると、肌は外からの刺激に弱くなり、 花粉が侵入しやすくなります。その結果、免疫システムが過剰に作用してアレルギー反応が起こり、肌が荒れてしまうと考えられています。
特にかゆみが生じた場合に掻いたり擦ったりすると炎症し、雑菌が繁殖してしまうこともあります。花粉が原因で起こる肌荒れは、誤ったケアで症状がひどくなることもありますので早めに皮膚科で治療することをオススメします。
冬の乾燥などでバリア機能が低下している肌は、デリケートでアレルギー反応を起こしやすい状態です。そんな弱った状態の肌には、次のことを意識してスキンケアをする必要があります。
優しい洗顔
洗顔する際には、ゴシゴシこするのは絶対に避けましょう。刺激の少ない、それでいて花粉の汚れを取り除く洗顔料を使い、よく泡立ててその泡で肌をなでるように洗います。
保湿
保湿はしっかりと行います。ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、スクワラン、アミノ酸など高保湿成分配合の化粧水をたっぷりと与えて下さい。そして、その後は乳液、クリームをつけてさらに保湿力をキープさせましょう。
攻めのスキンケアはお休み
普段使っている何種類もの化粧品が肌に刺激を与えてしまう可能性があります。たくさんの化粧品を使用することは、それだけ配合されている成分も多いことになり、それが刺激になることも。花粉による肌荒れの症状があれば、保湿重視のケアに絞って行ってみると良いでしょう。
では花粉による肌荒れ予防のために何を行えば良いのかというと、まずできるだけ肌に花粉を付着させないようにすることです。
日中や外出する際は、下記のような予防法を心掛けましょう。
メガネ・マスク・帽子などで肌を守る
外出する時にはメガネやマスク、帽子などで肌に花粉が付くのを防ぎましょう。コートや上着も、表面がつるつるした素材が花粉やダニなどのアレルゲンが付着しにくいのでオススメします。
帰宅時に花粉を落とす習慣を
外出して家に入る前に、衣服やペットについた花粉を払い、室内に持ち込まないようにしましょう。そしてすぐ手洗い、うがい、洗顔をして肌に付いた花粉を落とし、さらに髪の毛に付いた花粉をブラシで落とすことも忘れないようにして下さい。もし可能であれば、帰宅後はシャワーを浴びて、洗い流すと良いでしょう。
乾燥させない&バリア機能アップ
大切なことは、肌に十分な水分を補給してバリア機能の回復を目指すこと。一度乾燥した肌はバリア機能がどんどん衰えてしまうので、しっかりした保湿ケアが必要です。
先にも述べた通り、化粧品は保湿効果の高いセラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの成分を、メイクも「ゆらぎ肌用」や「敏感肌用」といった、肌に優しいアイテムを選ぶようにしてみて下さい。
花粉症による肌荒れを起こしている時には、なるべく刺激を避け皮膚を傷つける行為は控えましょう。摩擦が肌の負担となるため、なるべく肌を擦らないように。肌のバリア機能は、間違ったお手入れでも低下することがあります。
顔をよく触る
目や皮膚がかゆい、鼻水が出るといった症状には薬を使うなどして、触ったり擦ったりしないように努めましょう。鼻をかむ時も優しく触れて、皮膚を傷つけることは控えましょう。
肌をこするスキンケア
花粉を落とそうとしてクレンジングや洗顔でゴシゴシ。化粧水を入れようと肌をパンパン叩いたり、乳液やクリームでマッサージをしてみたり…。肌荒れが気になる時には、このような“擦る行為”は避けて行うことが重要です。洗顔時に熱すぎるお湯を使っている方も控えるように。
肌荒れを治したくてあれこれ化粧品を試す
早く治したいという気持ちから、スクラブやピーリングなどのスペシャルケアにも手を出したくなるかもしれません。でも、新しい化粧品を使い始めるのもこの時期は避けること。特別ケアをしたいのをぐっとこらえて、化粧水、乳液のシンプルケアで肌のバリア機能を整えることを優先しましょう。
保湿をおこたる
化粧品に書かれている使用量が多い、もったいないと思って守らないと効果を十分に発揮できないことがあります。必ず決められた量を使い、たっぷりとうるおい成分を肌に浸透させていくことも心掛けましょう。
紫外線対策をしない
肌の乾燥を引き起こし、バリア機能を低下させるのは、花粉や水分不足だけではなく紫外線による炎症も挙げられます。日焼け対策は一年中、曇りや雨の日でもつける習慣を徹底させましょう。
花粉の症状が現れ始めるのは、だいたい2月に入ってからですが、花粉症の症状を軽減するには早めの治療開始が大切です。治療をするには花粉が飛び始める少し前か、飛び始めた直後がベストとされています。当院では、アレルギーの検査を行い、どういった治療が良いのかを患者様の症状や生活スタイルに沿って判断し、最適な治療やお薬を処方しますのでお気軽にご相談下さい。
【記事監修】 大西 勝 院長 医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。 |
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