2023.07.14

日焼けしてしまった後のアフターケア

日焼けしてしまった後のアフターケア

サングラスと太陽

ちょっとした外出や、雨や曇りの日なら大丈夫と油断して、“うっかり日焼け”していることありませんか。紫外線を浴びた時から、肌の奥ではシミの元になるメラニンの生成が始まっているといわれています。従って放置すればするだけ、炎症やシミシワ、くすみといったトラブルにつながってきますので、早めのお手入れがとても大切になってきます。将来的に後悔しないためにも、紫外線を浴びた後の正しい対処法を知って肌を整えましょう。

 

日焼けのメカニズムとは?

前を向く女性

皮膚が紫外線に過剰にさらされると、ほてって赤くなったり、ヒリヒリ痛んだりする炎症反応が生じます。日焼けとは、紫外線を浴びたことによって生じる一種の火傷の状態といえます。紫外線にはA波(UVA)とB波(UVB)があって、日焼けにはUVAによってメラニンの産生を促されるものと、UVBによって炎症が起き、皮膚が赤くなりヒリヒリ感や水ぶくれなどを起こすものがあります。UVAによる日焼けは、日光にあたった後、徐々に皮膚が褐色に変化していき、一方のUVBによる日焼けは、軽い火傷のような症状を起こして2~3日で収まっていくのが特徴です。

 

肌への影響について


日焼けの炎症は何日かすると治るものの、肌の内部では深い層の真皮へ紫外線の刺激が及ばないよう、メラニンが大量に作られています。その色素で紫外線を吸収して細胞を保護しているわけですが、その過剰に生成されたメラニンの排出が間に合わないと、ジワジワと皮膚に沈着していき、色素沈着やくすみ、シミ、シワ、たるみなどの光老化も早めてしまいます。

日焼け後の炎症を抑えるスキンケア

スキンケアをする女性

うっかり紫外線にあたってしまったら、素早くケアすることがポイントです。日焼けから3~4日目までが肝心ですので、適切なお手入れをするようにしましょう。

※もし日焼けの範囲が広く、痛みや水ぶくれも強い場合は皮膚科を受診して頂き、相談しましょう。

 

ほてり、赤み、痛みのある場合は冷やす


日焼けした箇所をできるだけ早く冷やしましょう。冷やすのは15~30分間を目安として、氷水で濡らして絞った清潔なタオルを用いるのがおすすめです。保冷剤を使うのは、冷やし過ぎによる凍傷を起こす可能性があります。特に水ぶくれができている場合は、水泡が破けてしまうこともあるので避けた方が無難といえます。

 

低刺激の化粧水や乳液でたっぷり保湿


日焼けのダメージからより早い修復を促すためには、保湿が重要です。肌に水分や油分を与えることで、皮膚を覆う皮脂膜を補い、バリア機能を保って紫外線の刺激を抑えることができます。低刺激の化粧品を選び、化粧水は優しく押さえるように浸透させ、水分の蒸散を防ぐ乳液やクリームも乾燥しやすい部分を中心につけていきます。

 

洗顔時は、よく泡立てた泡で包みこむように洗う


顔は手でこすらないよう、たっぷりの泡で包み込むように洗います。低刺激のクレンジング剤と洗顔料を使い、ぬるま湯で丁寧に洗い流します。日焼けした肌はデリケートになっていますので、炎症が落ち着くまでは低刺激の化粧品を使用しましょう。

 

<当院の人気治療>
シミ治療
ほくろ除去
ニキビ治療

日焼け後のNG行為

NG

日焼けした後に以下のことを行うと、皮膚のダメージを大きくしてしまうことがありますので注意しましょう。

 

そのまま放置してしまう


「紫外線を浴びてしまった後で対策しても遅い」と思うのは大きな間違いです。日焼け止めを忘れてしまっても、気付いたタイミングで塗ることや、帰宅後に肌をクールダウンして保湿をしっかりと行うなどのケアをすることが重要です。

 

水ぶくれをつぶす、皮をはがす


日焼け後に水ぶくれができたり、皮膚が乾いたりしてめくれてくることがあります。そのような患部を無理やりつぶしたり、はがしたりするのは雑菌が繁殖してさらに炎症を招き感染症などに発展してしまう可能性があります。清潔にして保湿をしながら、自然にはがれるのを待ちましょう。

 

刺激の強い化粧品を使う


日焼けで皮膚がダメージを受けた際には、今までお使いの化粧品でも刺激を感じたり、痛みを感じたりすることがあります。刺激の強いアルコールやメントール系のものも、肌に負担をかけることがありますので、そういった化粧品を避けて選ぶことが大切です。

 

パッティングやマッサージで肌をこする


化粧水をつける時、たたくようにすると肌に負担をかけてしまいます。ハンドプレスで優しくなじませましょう。また血行促進やリフトアップのためのマッサージも、日焼け直後には刺激になるのでしばらく止めておきましょう。

おすすめの日焼け予防策

帽子をかぶる女性

紫外線量が一気に増える季節には、万全のUV対策をしておきたいですね。うっかり日焼けを防ぐための予防策をご紹介します。

 

日焼け止めを正しく塗る


日焼け止めはムラなく均一に塗ることが大切です。決められた使用量を手に取り、手のひらになじませてから、肌をこすらないよう、優しく広げていきます。小鼻や生え際、耳の後ろも忘れずに塗りましょう。お顔全体になじませたら再び重ねづけをするとより万全です。また汗をかいて拭いた後は塗り直し、効果を保つためには2~3時間おきに付け直しましょう。

日焼け対策サプリを飲む


紫外線を浴びると、シミやシワの原因となるメラニン色素や老化を早める活性酸素が体の中で発生します。こういった活性酸素やメラニンの生成を抑えてくれる成分を含むのが日焼け対策サプリメントです。抗酸化作用があるとされるビタミンAやC、E、コエンザイムQやフラボノイド系ポリフェノールなどが含まれ、肌ダメージの対策をしてくれるという仕組みになっています。塗るタイプの日焼け止めと併用するとより密な対策が期待できるでしょう。

 

日傘、帽子、UVカットの長袖などを利用する


日傘や帽子、ラッシュガードやアームカバーを着用するなど、UVカットアイテムも活用するとさらに徹底することができます。日傘や帽子は、紫外線カット効果があり、ダークカラーで温度を下げるようなコーティング加工を施してあるものを選んでみて下さい。またサングラスも目からの紫外線の侵入を防いでくれますので、ぜひ紫外線透過率の数値が低いものを選んで活用してみましょう。

日焼け止め、日焼け対策サプリのご購入は当院オンラインショップまで

大西 勝

今回は日焼け後のアフターケアについてご紹介しましたが、肌老化の80%は紫外線が原因といわるほど、お肌の老化に深くかかわっています。毎日のケアや対策を万全にして、未来の肌を守っていきましょう。

【当院のオンラインショップはこちら】




 

 

大西 勝        【記事監修】
大西 勝 院長
医療法人 大美会
大西皮フ科形成外科医院

国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。


 


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