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2023.08.03
髪の毛で覆われていることもあって、気づきにくい頭皮のニキビ。髪をとかした時に“痛い”と感じて、はじめて気づいたという方も多いのではないでしょうか。また頭皮は、毛穴がたくさん密集していますから蒸れやすく、汗や皮脂分泌も多いので、アクネ菌の増殖に適した環境といえます。ニキビができると治りにくく、治療もしにくい部位であるため、この季節にはお悩みの方も多いのではないでしょうか。今回はその原因を解説しながら、適切な治し方を紹介します。
ターンオーバーの乱れが原因のひとつ
ニキビができる理由として挙げられるのが、皮膚の生まれ変わりの周期であるターンオーバーの乱れです。ターンオーバーが遅れると、頭皮の皮脂汚れや古い角質がはがれ落ちずに毛穴の中に詰まって、ニキビができてしまいます。
毛穴が多く皮脂分泌が多い
頭皮は毛穴の数も多いことから皮脂の分泌量が多く、汗もかきやすい部位です。さらに皮脂は紫外線を浴びたり乾燥したりしていると、肌を守ろうとして過剰に分泌されます。またストレスによるホルモンの乱れも皮脂分泌が増える原因とされています。
シャンプーが原因になっている
洗浄力が強いシャンプーは、必要な皮脂まで洗い流してしまい頭皮の乾燥につながります。これが皮脂の過剰分泌を引き起こしてニキビができる原因になります。すすぎ残しがあると、シャンプー剤の成分が毛穴の中に入ったままになり、毛穴に潜んでいたアクネ菌のエサとなってしまいます。
髪を濡れたまま放置している
気をつけたいのが髪を洗った後、濡らしたままにしていることです。髪をすぐ乾かさないで寝てしまうと、頭皮は高温多湿状態で雑菌が増えてしまい、それがニキビの発症につながります。
ヘアケア製品や整髪料が合っていない
シャンプーやトリートメント、整髪料といったヘアケア製品の成分が頭皮に合わない場合も、頭皮環境が悪化しバリア機能が失われて毛穴が詰まることがあります。またスタイリング剤を使う方は、スタイリング剤が髪だけでなく頭皮にもついてしまうと、油分が毛穴に入り込んでしまい、毛穴の詰まりを招くことがあります。
不衛生な寝具を使っている
枕カバーやシーツなどの寝具が清潔でないと、皮脂や汚れ、ダニなどが刺激となってニキビができる原因になります。定期的に枕や布団カバーを取り替え、天気のいい日には太陽の光に当ててダニや塵を取り除く対策をしましょう。
紫外線による乾燥
紫外線を浴びることで頭皮が乾燥してしまうと、肌のバリア機能が低下して細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。また紫外線の刺激は、皮脂分泌が過剰になったりターンオーバーが遅れたりする他、活性酸素の大量発生を引き起こしてしまうことも。ひいては毛穴詰まりにつながり、ニキビができ炎症を起こす原因となっていきます。
頭皮を清潔に保つ
頭皮のニキビを防ぐには、まずは常に清潔にしていること。洗う際にはシャンプー剤をしっかり泡立て、髪よりも地肌を意識して洗いましょう。シャンプー剤を手に取り泡立てて頭に乗せ、毛穴の汚れを押し出すような感じで、指の腹を使いマッサージしながら洗います。その後は、しっかりすすぎます。
頭皮に合ったシャンプーを使う
ニキビができている間は、基本的に皮脂汚れを落とす洗浄力のあるシャンプーがおすすめです。ただし炎症があってヒリヒリする場合には、刺激の強いシャンプーは避けてアミノ酸系などの優しいタイプのものがおすすめです。シャンプー剤を選ぶ際に迷ってしまう場合には、医療機関で医師と相談の上で決めるようにしましょう。
すすぎはしっかり行う
シャンプー剤を完全に洗い流すためには、ヌルヌルがなくなるまですすぐ必要があります。ヘアケア製品の成分が残ることで、ニキビやフケ、かゆみ、赤みの原因になるので、念入りにすすぎましょう。
髪の毛はきちんと乾かして寝る
洗髪の後はまずタオルドライをして、髪の毛や地肌から水分を拭き取ります。その際にタオルでごしごし擦ることは避けて下さい。
そして、すぐドライヤーで乾かしますが、熱風を避け頭から20㎝ほど離した場所から丁寧に地肌や髪を乾かしていきます。
紫外線から頭皮を守る
紫外線を浴びると皮膚は乾燥して、バリア機能が低下します。すると雑菌が増えていきニキビができやすくなります。
頭皮用の日焼け止めスプレーや、帽子、日傘などで紫外線対策をし、日差しを1ヵ所に集中して浴びないように分け目を変えたりするなど工夫が必要です。
頭皮ニキビは、他の部位のようなピーリングやレーザー治療は行えませんので、通常は外用薬や内服薬を用いて治療を行います。
外用薬
白ニキビや黒ニキビの段階で、まだ炎症が見られない場合には、毛穴詰まりを取り除くディフェリンゲルやべピオゲルを使うことが多いです。赤ニキビや黄ニキビのように炎症のある場合は、ニキビ菌の増殖を防ぐため抗菌薬を併用して治療を行います。
内服薬
必要だと判断した場合は、飲み薬として抗菌薬を使う場合があります。内服薬は、強い炎症や膿が溜まっているニキビに対して使用されていますが、抗炎症効果を期待して、テトラサイクリン系やマクロライド系の薬が使われることが多いです。
頭皮ニキビは毛穴の数も多く、蒸れやすいこともあり、ニキビができると悪化しやすいという特徴があります。またピーリングやレーザー治療が難しいため、早めに適切な治療を受けることはもちろん、普段からの予防も心がけることが大切です。
外用薬や内服薬で治療すれば1~2週間ぐらいで症状が改善することが多いのですが、まれに他の病気である可能性もあります。頭皮ニキビが気になる方は、お気軽に当院までご相談下さい。
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