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VIO脱毛は白髪でもできる?理由と対処法を医師が解説【医師監修】大西皮フ科形成外科医院
2024.02.01

VIOに白髪を見つけて「もう脱毛できないのでは」と不安になる方は少なくありません。本記事では、大西皮フ科形成外科医院の大西院長が、白髪がレーザー脱毛できない理由、白髪が生える仕組み、白髪部分への対処法、そして介護脱毛を始める最適なタイミングまでを解説します。
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【監修医師】 大西 勝 院長 医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 国立香川医科大学医学部を卒業。京都大学附属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科ほかを経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。皮膚科・形成外科・美容皮膚科を専門とし、医療脱毛にも対応。 最終更新日:2026年7月 ※医療情報は定期的に見直しています |
VIOの白髪は、医療レーザー脱毛では処理できません。レーザーは黒い色素(メラニン)に反応して熱を発生させる仕組みのため、メラニンがない白髪には作用しないからです。
これは熱破壊式・蓄熱式のどちらのレーザーでも同じです。光脱毛(フラッシュ脱毛)も同じ原理のため、白髪には効果が期待できません。
ただし、白髪があるからといって脱毛そのものを諦める必要はありません。黒い毛が残っているうちにレーザー脱毛を進めれば全体の毛量を大きく減らせますし、残った白髪にはニードル脱毛という選択肢があります。詳しくは以降で解説します。
| 📌 結論:白髪はレーザー脱毛できません。だからこそ、黒い毛が残っている今のうちに始めることが重要です。 |
医療レーザー脱毛は、レーザーの光が黒いメラニン色素に吸収されて熱に変わり、その熱で毛を生やす組織にダメージを与える仕組みだからです。白髪にはメラニンがないため、そもそも熱が発生しません。
毛には毛乳頭や毛母細胞といった、毛を作り出す組織があります。レーザー脱毛では、毛のメラニンが吸収した熱をこれらの組織に伝えることで発毛を抑えます。つまりメラニンは、熱を運ぶための「導線」の役割を果たしています。
白髪はこの導線がない状態です。レーザーを照射しても光は素通りしてしまい、毛乳頭や毛母細胞に熱が届きません。そのため何回照射しても白髪は残ってしまいます。逆にいえば、レーザー脱毛の効果は毛が黒いほど得られやすいということになります。
同じ理由から、産毛のように色が薄く細い毛も、太く黒い毛に比べると効果が出にくくなります。VIOの毛は太くしっかりしているためレーザー脱毛に向いた部位ですが、その優位性は毛が黒いあいだに限られるということです。
なお「白髪になった毛穴では二度とメラニンが作られないのか」という疑問をお持ちの方もいます。メラノサイトの機能が低下して白髪になっている以上、その毛穴から再び黒い毛が生えてくることは基本的にありません。白髪は増えることはあっても減ることはない、と考えて計画を立てるのが現実的です。
VIOに白髪が生えるのは、頭髪の白髪とまったく同じ仕組みです。個人差はありますが、アンダーヘアに白い毛が生え始めるのは30代後半から40代といわれています。
髪の毛もムダ毛も、作られた時点では白い状態です。毛根部分にあるメラノサイトという細胞がメラニン色素を生成することで、毛は黒くなっていきます。このメラノサイトの機能が低下すると、メラニンが作られなくなり毛が白いまま伸びていきます。
一度白くなった毛を元の黒色に戻すことは非常に難しく、現在のところ確立された治療法はありません。この点も「黒いうちに脱毛しておく」ことがすすめられる理由です。
VIOは自分では確認しにくい部位のため、白髪が生えていることに気づかないまま数年が過ぎているケースもあります。40代に入ったら、一度状態を確認しておくとよいでしょう。
次のような変化に心当たりがある場合、VIOにも白髪が生え始めている可能性があります。脱毛を検討するタイミングの目安にしてください。
手鏡を使って明るい場所で確認すると分かりやすくなります。数本であればレーザー脱毛で大半を処理できる段階です。
白髪を黒く染めても、レーザー脱毛の効果は得られません。レーザーが反応する必要があるのは毛の内部にあるメラニンであり、表面を染めただけでは毛を作る組織まで熱が伝わらないためです。
表面に付着した染料にレーザーが反応すると、毛の表面だけが熱くなり、やけどのリスクが高まります。効果が得られないうえに肌トラブルにつながる可能性があるため、染めてから照射を受けることはおすすめできません。
同様に、白髪部分にマーカーやアイライナーで色をつけるといった方法も効果は期待できません。インターネット上ではこうした情報を見かけることがありますが、医学的な根拠はなく、皮膚への刺激になるだけです。
| ⚠ 注意:VIOはデリケートで皮膚が薄い部位です。染料や色素を塗って照射を受けることは、やけどや炎症のリスクを高めます。自己判断で行わないでください。 |
白髪を脱毛できるのは、医療針脱毛(ニードル脱毛)です。毛穴に極細の針を挿入し、1本ずつ電気を流して処理するため、毛の色に関係なく施術できます。
ただしニードル脱毛には、痛みが強い、時間がかかるという特徴があります。処理できるのは1分あたり10本程度が目安で、毛量が多いほど施術時間が長くなり、費用も大きくなります。
| 比較項目 | 医療レーザー脱毛 | 医療針脱毛(ニードル脱毛) |
|---|---|---|
| 白髪への効果 | 効果が期待できない | 毛の色に関係なく施術できる |
| 仕組み | メラニンに反応する光で毛を作る組織にダメージを与える | 毛穴に針を挿入し1本ずつ電気で処理する |
| 施術スピード | 広い範囲に短時間で照射できる | 1分あたり10本程度が目安 |
| 痛み | 部位により感じ方が異なる | 強い痛みを感じることが多い |
| 向いている状況 | 黒い毛が多く残っている段階 | レーザー後に残った白髪をピンポイントで処理したいとき |
現実的な進め方は、まずレーザー脱毛で黒い毛を減らし、最後に残った白髪だけをニードル脱毛で処理する組み合わせです。最初からすべてをニードル脱毛で行うと、時間も負担も大きくなってしまいます。ニードル脱毛の対応可否は医療機関によって異なりますので、ご希望の場合はカウンセリング時にご確認ください。
ニードル脱毛は白髪に対応できる方法ですが、事前に把握しておきたい点があります。
VIOは皮膚が薄くデリケートな部位です。痛みへの配慮や万一のトラブル対応を考えると、医療機関で受けることをおすすめします。
VIOの白髪を自分で抜くことはおすすめできません。アンダーヘアの毛根は深い位置にあり、無理に抜くと炎症や毛嚢炎の原因になるためです。
さらに、抜いても毛根が残っていれば再び生えてきます。一時的に見えなくなるだけで、根本的な解決にはなりません。
なお、脱毛を検討している場合は毛抜きでの自己処理は特に避けてください。レーザー脱毛は毛根に作用するため、毛を抜いてしまうと照射しても効果が得られません。自己処理は電気シェーバーなどで表面を剃る方法にとどめましょう。
VIO脱毛は、白髪が増える前、できれば30代までに始めるのが理想です。黒い毛が多いほどレーザー脱毛の効果が得られやすく、通院回数も抑えやすくなります。
アンダーヘアの白髪は30代後半から40代にかけて増え始めます。この時期を過ぎると、レーザーでは処理できない毛が少しずつ増えていきます。40代・50代で「もっと早く始めればよかった」と感じる方が多いのは、この年齢の壁があるためです。
すでに40代・50代に入っている方も、まだ黒い毛が残っているのであれば始める価値は十分にあります。今この瞬間がもっとも黒い毛が多い状態であり、時間が経つほど選択肢は狭まっていきます。迷っている期間そのものが機会損失になる点は、他の脱毛部位にはないVIO特有の事情です。
| 📌 判断の目安:白髪がまだ数本であれば、レーザー脱毛で大半の毛を処理できます。白髪が半分以上を占めている場合は、レーザーとニードル脱毛の組み合わせを含めて医師にご相談ください。 |
介護脱毛とは、将来介護を受ける可能性に備えて、あらかじめアンダーヘアを脱毛しておくことをいいます。要介護状態になってから行う脱毛という意味ではありません。
40代・50代でVIO脱毛を始める方の多くが、この介護脱毛をきっかけにしています。将来おむつを使用する状況になった場合、アンダーヘアがあると排せつ物が付着しやすく、蒸れて細菌が繁殖しやすくなります。
介護は誰にでも起こりうることですが、そのときになってから脱毛するのは現実的ではありません。体力的にも通院が難しくなりますし、そのころには白髪が大半を占めている可能性が高いためです。備えとしての脱毛は、動けるうちにしかできない選択といえます。
介護に備える目的では、清潔を保ちやすい形を選ぶことが基本になります。代表的な選択肢を整理しました。
| デザイン | 内容 | 介護目的での適性 |
|---|---|---|
| ハイジニーナ(全処理) | VIOの毛をすべてなくす | もっとも清潔を保ちやすい |
| Vライン残し | Vラインに毛を残し、IOのみ処理する | 抵抗感が少なく、清潔さも確保しやすい |
| 毛量調整 | 全体の毛量を減らして薄くする | 抵抗感は小さいが、清潔さの効果は限定的 |
介護を目的とする場合、汚れが付着しやすいIラインとOラインの処理が特に重要になります。Vラインは見た目の好みで判断される方が多く、まずIOだけを処理し、後からVラインを検討する進め方も可能です。
白髪が混じっていても、黒い毛が残っているならVIO脱毛をする価値は十分にあります。全体の毛量が減るだけでも、蒸れやにおい、自己処理の負担は大きく軽減されるためです。
「白髪が残るなら意味がない」と考えて先延ばしにすると、その間にも白髪は増えていきます。黒い毛を処理できるのは今だけである以上、まず処理できる分を減らしておく判断が現実的です。
また、毛量が減ることで残った白髪の本数も限られてきます。本数が少なくなればニードル脱毛での処理も現実的な範囲に収まり、時間と負担を抑えられます。レーザー脱毛は、白髪への対処をしやすくするための下準備にもなるということです。
| 当院では、VIOの毛の状態を確認したうえで、レーザー脱毛でどこまで処理できるかをご説明しています。「白髪が増えてきたけれど今からでも間に合うか」というご相談も歓迎します。まずはお気軽にご相談ください。 ▶ 滋賀で医療脱毛をお考えの方はこちら ▶ 京都で医療脱毛をお考えの方はこちら |
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