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2024.09.12

脂肪溶解注射は顔に何cc必要?部位別の目安を医師が解説【医師監修】大西皮フ科形成外科医院

ダイエット

あご下や頬をすっきりさせたいけれど、脂肪溶解注射は顔に何cc必要なのか、何回通えばよいのか気になる方は多くいらっしゃいます。本記事では、大西皮フ科形成外科医院の大西院長が、顔の部位別のcc目安、必要な回数、効果の出る時期、打ちすぎのリスクまでを解説します。

大西 勝 院長 【監修医師】
大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院

国立香川医科大学医学部を卒業。京都大学附属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科ほかを経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。皮膚科・形成外科・美容皮膚科を専門とし、輪郭・小顔治療にも対応。
最終更新日:2026年7月 ※医療情報は定期的に見直しています
 

脂肪溶解注射は顔に何cc必要ですか?

ダイエット

顔の脂肪溶解注射は、1回あたり1〜5ccが目安です。あご下・頬・エラなど部位や脂肪の量によって適量が変わり、狭い範囲なら少なく、広い範囲なら多くなります。

「何ccで確実に効く」と一律に決めることはできません。脂肪の量、輪郭、骨格によって必要量が違うためです。以下は一般的な部位別の目安です。ご自身のケースは診察で確認してください。

部位1回あたりのcc目安特徴
あご下(二重あご) 2〜4cc程度 顔で最も人気の部位。変化を実感しやすい
頬(ほほ) 1〜3cc程度 入れすぎるとたるみやこけて見えるリスクに注意
エラ・フェイスライン 2〜4cc程度 脂肪由来の張りに有効。筋肉の張りは対象外
口横(マリオネット周辺) 1〜2cc程度 範囲が狭く、少量で調整する

cc目安は一般的なもので、薬剤の種類や脂肪量により異なります。実際の注入量は診察のうえ医師が決定します。

脂肪溶解注射とは?

脂肪溶解注射とは、脂肪を溶かす薬剤を注入し、脂肪細胞そのものを減らして部分痩せを目指す施術です。溶けた脂肪は体外へ排出されます。

大人になると脂肪細胞の数は増減しにくくなりますが、脂肪溶解注射は脂肪細胞の数自体を減らすため、リバウンドしにくいとされています。メスを使わず注射で行うため、切開を伴う施術に比べて受けやすい点が特徴です。狙った部位だけに打てるので、ダイエットでは難しい部分痩せに向いています。

薬剤は、脂肪細胞の膜を壊す成分を含んでいます。壊れた脂肪細胞は分解され、老廃物として時間をかけて体外へ排出されます。一度壊れた脂肪細胞は元に戻らないため、同じ部位が再び太りにくくなるのがこの施術の考え方です。ただし残った脂肪細胞が大きくなれば太ることはあるため、施術後も体重管理は必要です。

注入する量はどのように決まりますか?

ランニング

注入量は、脂肪の量・範囲・骨格・なりたい仕上がり、そして使用する薬剤によって決まります。多ければよいわけではなく、適量を見極めることが重要です。

  • 脂肪の量:脂肪が多いほど必要量は増える
  • 範囲:減らしたい範囲が広いほど多く、狭いほど少なくなる
  • 骨格・輪郭:もともとの形により、適した仕上がりが変わる
  • なりたい仕上がり:どこまで変化させたいかで量が変わる
  • 薬剤の種類:1回あたりの脂肪を減らす力が薬剤ごとに異なる

注入量が少なすぎると効果を実感しにくく、多すぎると必要な脂肪まで減ってたるみやこけの原因になります。特に頬は、脂肪を取りすぎると老けた印象になりやすい部位です。初回は控えめに入れ、経過を見ながら追加していく進め方が安全です。

顔の脂肪溶解注射は何回必要?効果はいつから出ますか?

ダイエット

顔の脂肪溶解注射は、3〜5回を目安に、2〜4週間おきに繰り返すのが一般的です。効果は1回では出にくく、施術を重ねるごとに少しずつ変化していきます。

脂肪が溶けて体外へ排出されるには時間がかかるため、効果はゆっくり現れます。1回で劇的に変わるものではなく、回数を重ねて理想に近づけていく施術と考えてください。

項目目安補足
必要な回数 3〜5回程度 脂肪量や目標により増減する
施術の間隔 2〜4週間おき 薬剤や体調に合わせて調整
効果を感じ始める時期 2回目以降〜1カ月ほど 溶けた脂肪の排出に時間がかかる
完成の目安 最終施術から1〜2カ月 徐々に落ち着いていく

効果や必要回数には個人差があります。上記は一般的な目安で、実際は脂肪量や薬剤により異なります。推奨回数・施術間隔の詳細は、診察時に医師がご説明します。

1回だけ試したい方も、まず受けてみて経過を確認する方法があります。1〜2回で変化を感じられれば継続し、効果を実感しにくい場合は別の方法を検討するという判断もできます。焦らず、経過を見ながら回数を決めていきましょう。

効果はどのくらい持続しますか?

脂肪溶解注射で減らした脂肪細胞は再生しないため、効果は基本的に持続します。同じ部位が元の状態に戻ることは起こりにくいと考えられています。

ただし、残っている脂肪細胞が大きくなれば、その部位が再びふっくらすることはあります。暴飲暴食や運動不足で全身的に太れば、顔にも影響します。せっかくの効果を保つためにも、施術後は基本的な生活習慣を整えておくことが大切です。整えておけば、注射で作った輪郭を長く楽しめます。

薬剤にはどんな種類がありますか?

脂肪溶解注射の薬剤は大きく、腫れが少なくマイルドに効くタイプと、脂肪を減らす力が強いぶん腫れも出やすいタイプに分かれます。目的とダウンタイムの許容度で選びます。

薬剤によって1回あたりの効果とダウンタイムの強さが変わります。イベントまで日がない方は腫れの少ないタイプ、しっかり減らしたい方は効果の強いタイプが向いています。

タイプ特徴向いている方
マイルドタイプ 1回の効果は穏やか。腫れが少なく回数を重ねて調整 ダウンタイムを抑えたい、初めての方
高効果タイプ 1回で脂肪を減らす力が強い。腫れが出やすい 少ない回数でしっかり減らしたい方

当院では、脂肪溶解注射として数種類の薬剤をご用意しており、代表的なものが「FatX core(ファットエックス コア)」です。どの薬剤・どの量が適しているかは、脂肪の状態やご希望のダウンタイムをふまえて医師がご提案します。

▶ 当院の脂肪溶解注射「FatX core」はこちら

打ちすぎるとどうなりますか?

脂肪溶解注射は打ちすぎると、必要な脂肪まで減ってしまい、たるみやこけた印象の原因になります。特に頬は、脂肪を取りすぎると一気に老けて見えるため注意が必要です。

「たくさん打てば早く痩せる」という考えは危険です。顔の脂肪は輪郭の若々しさを支えており、取りすぎると取り返しがつきにくくなります。次のようなリスクを知っておいてください。

  • 頬の脂肪を取りすぎて、こけた・やつれた印象になる
  • 皮膚を支える脂肪が減り、たるみが目立つようになる
  • 左右のバランスを欠くと、かえって輪郭が不自然になる
  • 一度減らした脂肪は戻らないため、修正が難しい
  • 短期間に多量を打つと、腫れや内出血が強く出やすい

だからこそ、量そのものより「どこに、どれだけ入れるか」という設計が仕上がりを左右します。脂肪を減らすべき部位と、残すべき部位を見極める判断は、医師の経験によるところが大きくなります。安さや回数だけでクリニックを選ばず、輪郭全体のバランスを診てくれるかどうかを重視してください。

こんな脂肪・張りは注射で変わりにくい

脂肪溶解注射が対象にできるのは、あくまで皮下脂肪です。次のような原因による膨らみや張りは、注射では変化しにくいため注意が必要です。

  • エラの張りが、筋肉(咬筋)の発達によるもの:ボトックスなど別の治療が適応
  • 顔の丸みが、骨格そのものによるもの:注射では骨は変わらない
  • たるみによって輪郭がぼやけている場合:引き締め治療のほうが適することがある
  • むくみによる一時的な膨らみ:生活習慣やむくみ対策で変わることがある

「あご下の脂肪」と「エラの筋肉の張り」は原因がまったく異なり、脂肪溶解注射で対応できるのは前者だけです。原因を取り違えると、打っても効果が出ません。まず何が膨らみの原因かを診察で見極めることが、遠回りをしない近道です。

ダウンタイムや副作用はありますか?

ダウンタイム

脂肪溶解注射はダウンタイムが比較的短い施術ですが、注入部位に腫れ・赤み・むくみ・内出血が出ることがあります。多くは数日〜1週間ほどで落ち着きます。

症状出やすさ目安の期間
腫れ・むくみ 出やすい 数日〜1週間程度
赤み・熱感 出ることがある 数日程度
内出血 出ることがある 1〜2週間程度
筋肉痛のような痛み・ツッパリ感 出ることがある 数日程度

症状の強さは、薬剤の種類・注入量・体質・体調によって変わります。まれにアレルギー反応が出ることもあるため、アレルギー体質の方はカウンセリングで必ずお伝えください。

施術後に気をつけたいことは次のとおりです。

  • 施術部位を強くこすったり、マッサージしたりしない
  • 当日の飲酒・激しい運動・長時間の入浴は控える
  • 腫れが強いときは冷やし、指示された薬を守る
  • 気になる症状が続く場合は自己判断せず連絡する

脂肪吸引とはどう違いますか?

脂肪溶解注射は注射で少しずつ脂肪を減らす施術、脂肪吸引は脂肪を物理的に取り除く手術です。手軽さを取るか、1回での大きな変化を取るかで選び方が変わります。

どちらが優れているということではなく、目的とダウンタイムの許容度によって適した方法が異なります。

比較項目脂肪溶解注射脂肪吸引
方法 注射で薬剤を注入する カニューレで脂肪を吸い出す手術
1回の変化 穏やか。回数を重ねる 大きい。1回で完了することが多い
ダウンタイム 短い(数日〜1週間程度) 長い(腫れ・圧迫が数週間)
向いている脂肪量 少なめ〜中程度 多め
手軽さ 高い 手術のため負担は大きい

少量をこまめに調整したい、まず手軽に試したいという方は脂肪溶解注射が向いています。脂肪が多く1回でしっかり変えたい方は、脂肪吸引が選択肢になります。どちらが適するかは診察でご相談ください。

施術後、効果を高めるためにできることは?

溶けた脂肪の排出を助ける生活を意識すると、効果を実感しやすくなります。水分をしっかりとり、血流を保つことがポイントです。

  • こまめに水分をとる:溶けた脂肪や老廃物の排出をサポートする
  • 適度な運動やウォーキングで血流とリンパの流れを保つ
  • 塩分・脂質のとりすぎを控え、むくみをためない
  • 睡眠を十分にとり、代謝を整える
  • 施術当日は飲酒・激しい運動・長風呂を避ける
  • 強いマッサージで無理に流そうとしない(内出血の原因になる)

脂肪溶解注射は、打った後の過ごし方も仕上がりに関わります。とはいえ特別なことをする必要はなく、水分補給と軽い運動、バランスのよい食事という基本を続けるだけで十分です。無理な食事制限はかえって体調を崩すため避けてください。効果を焦って自己流のマッサージを強くおこなうと、内出血を長引かせることがあるので注意しましょう。

後悔しないためのポイントは?

大西 勝

後悔を防ぐ最大のポイントは、量ではなく仕上がりで相談することです。「何cc入れるか」より「どんな輪郭になりたいか」を共有し、実績のある医師に設計を任せましょう。

  • 症例数の多いクリニック・医師を選ぶ(設計の経験が仕上がりを左右する)
  • 初回は控えめの量から始め、経過を見て追加する
  • なりたい輪郭を画像などで具体的に共有する
  • 頬など取りすぎリスクのある部位は特に慎重に相談する
  • ダウンタイムの出方と、次回までの間隔を確認しておく
  • 1回で完了する施術ではないと理解しておく

脂肪溶解注射は、足すことはできても、減らしすぎた脂肪を戻すのは困難です。迷ったら少なめから始めるのが鉄則です。安さを重視して必要な回数を削ると、かえって満足度が下がることもあります。

脂肪溶解注射が向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
脂肪の量 少なめ〜中程度の皮下脂肪が気になる 脂肪が非常に多く、1回で大きく変えたい
希望する変化 少しずつ自然に整えたい 即効性・1回での完了を求める
ダウンタイム 長い休みを取りにくい 長期のダウンタイムを許容できる
悩みの原因 皮下脂肪による膨らみ 筋肉や骨格の張り

向いていないケースに当てはまっても、別の治療で対応できることがほとんどです。大切なのは、自分の悩みの原因に合った方法を選ぶことです。脂肪溶解注射にこだわらず、まず原因を確認したうえで最適な方法を相談してください。

当院では、脂肪の状態と輪郭全体のバランスを診たうえで、注入量と回数をご提案しています。「顔に何cc必要か知りたい」「たるませずにすっきりさせたい」というご相談も歓迎します。まずはお気軽にご相談ください。
▶ 当院の脂肪溶解注射「FatX core」はこちら
▶ メディカルダイエット・部分やせの一覧はこちら

よくある質問(FAQ)

1回だけでも効果はありますか?
1回でも変化を感じる方はいますが、はっきりした効果を得るには複数回が一般的です。まず1回試して経過を見てから、続けるか判断する方法もあります。
リバウンドしますか?
脂肪溶解注射は脂肪細胞の数自体を減らすため、リバウンドしにくいとされています。ただし残った脂肪細胞が大きくなれば太る可能性はあるため、生活習慣の維持も大切です。
あご下だけ受けることはできますか?
できます。あご下(二重あご)は顔の中でも人気の部位で、少量から始めやすい部位です。気になる部位だけを対象にできます。
痛みはありますか?
注射の際にチクッとした痛みや、薬剤による熱感・鈍い痛みを感じることがあります。痛みが不安な場合は、麻酔の有無を含めてカウンセリングでご相談ください。
ダウンタイム中でも仕事に行けますか?
腫れやむくみが出ても、多くは数日で落ち着きます。ただし出方には個人差があるため、大事な予定の直前は避けることをおすすめします。
何ccまで一度に打てますか?
一度に打てる量には安全上の上限があり、部位や薬剤によって異なります。多く打てば早く効くわけではなく、適量を複数回に分けるほうが安全で仕上がりも整います。
小顔になりたいのですが、注射だけで骨格は変わりますか?
脂肪溶解注射で対象になるのは脂肪です。エラの張りが骨や筋肉によるものの場合は、注射では変化しません。原因に応じた治療の見極めが必要なので、診察でご相談ください。
男性でも受けられますか?
受けられます。あご下やフェイスラインの脂肪は男性のご相談も多い部位です。皮下脂肪による膨らみであれば適応になります。
ボトックスとの違いは何ですか?
脂肪溶解注射は脂肪を減らす施術、ボトックスは筋肉の働きを抑える施術です。エラの張りが筋肉由来ならボトックス、脂肪由来なら脂肪溶解注射と、原因によって使い分けます。
施術後すぐにメイクはできますか?
注入部位の状態によりますが、多くの場合は当日からメイク可能です。ただし施術部位を強くこすらないよう注意してください。詳細は施術内容に応じてご案内します。

大西 勝 院長 【記事監修】
大西 勝 院長
医療法人 大美会
大西皮フ科形成外科医院

国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学附属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科ほかを経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。皮膚科・形成外科・美容皮膚科を専門とし、輪郭・小顔治療にも対応。
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