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2024.10.24

ハム目の修正方法|原因別の治し方と手術を医師が解説【医師監修】大西皮フ科形成外科医院

ハム目に悩む女性

二重整形をしたあとにまぶたがぷっくり膨らんでしまった、もともと腫れぼったくて不自然に見える。そんな「ハム目」の修正方法を知りたい方は多くいらっしゃいます。本記事では、形成外科・美容外科に対応する大西皮フ科形成外科医院の大西院長が、ハム目の原因、自力で治せるかどうか、原因別の修正方法と手術の種類、ダウンタイムやリスクまでを解説します。

大西 勝 院長 【監修医師】
大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院

国立香川医科大学医学部を卒業。京都大学附属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科ほかを経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。形成外科・美容外科を専門とし、二重整形・眼瞼下垂など目元の手術実績多数。
最終更新日:2026年7月 ※医療情報は定期的に見直しています
 

ハム目とは?

眼瞼下垂の女性のイラスト

ハム目とは、二重のラインから下の皮膚がぷっくりと膨らみ、まぶたの肉がまつ毛に乗って見える状態です。ボンレスハムを糸で縛ったような見た目に似ていることから、こう呼ばれます。

食い込みが強いと、二重整形をしたダウンタイム中の腫れた二重に近い印象になります。「いかにも整形したように見える」「いつも眠そうに見える」といったお悩みにつながりやすい状態です。

生まれつきハム目という方はほとんどいません。二重整形で二重幅を広くしすぎたケースのほか、まぶたの皮膚がたるんで起こる眼瞼下垂によって二重ライン下の皮膚が膨らみ、ハム目のように見えることもあります。目を閉じても二重ラインの段差が残るため、周囲から不自然に見えやすい点も特徴です。

ハム目のセルフチェック

次の項目に複数当てはまる場合、ハム目の状態と考えられます。原因によって修正方法が変わるため、まずは自分がどのタイプかを確認しましょう。

  • 二重の幅が広く、ラインの下の皮膚がぷっくり膨らんでいる
  • まぶたの肉がまつ毛に乗り、二重の食い込みが強い
  • 目を閉じても二重ラインの段差がはっきり残る
  • 眠そう・腫れぼったい印象に見えると言われる
  • 左右で二重の幅や厚みに差がある
  • 二重整形から半年以上たっても膨らみが引かない

ハム目になる原因は?

悩む女性

ハム目の主な原因は、二重幅が広すぎるデザイン、まぶたの脂肪や組織の厚み、加齢によるたるみ、生まれつきのまぶたの性質の4つです。原因によって適した修正方法が変わります。

  1. 二重整形で二重幅を広くしすぎた
    しっかりした二重をつくろうとして二重幅を欲張ると、ハム目になるリスクが上がります。まぶたの厚みに対して幅が広すぎると、ライン下の皮膚が行き場を失って前に膨らみ、腫れたような二重になってしまいます。
  2. まぶたの脂肪や組織が厚い
    上まぶたに脂肪がついていると、二重のライン下がぷっくりする原因になります。ハリや弾力を生むまぶたの繊維組織(コラーゲン)が多すぎる場合も、厚みが出てふっくらしすぎてしまいます。もともと腫れぼったいまぶたの方に多いタイプです。
  3. 加齢によるたるみ・眼輪筋の衰え
    加齢で上まぶたの皮膚がたるむと、二重ラインが伸びたような印象になります。目の開閉に使われる眼輪筋という筋肉が弱まることでもたるみが進み、ハム目になりやすくなります。年齢とともに二重の幅が変わってきた方はこのタイプが考えられます。
  4. 生まれつきのまぶたの性質・眼瞼下垂
    もともと目を開く筋肉と二重ラインの癒着が弱かったり、まぶたを開く力が弱かったりすると、皮膚の引き込みが弱くなりハム目になります。眼瞼下垂で目の開きが悪くなっている場合も、まつ毛の上に皮膚が乗ったままになり、ハム目のように見えます。
📌 ポイント:ハム目は「二重幅」だけの問題ではありません。脂肪・たるみ・目の開きのどれが主因かで修正方法が変わるため、自己判断せず医師の診察でタイプを見極めることが重要です。

二重整形後のハム目はいつ治りますか?

二重整形の直後にできるハム目の多くは、腫れやむくみによる一時的なものです。ダウンタイムの経過とともに落ち着くため、まずは腫れが引くのを待つことをおすすめします。

この時期に焦って再手術をすると、ダウンタイム期間が延びるだけになることがあります。まぶたの組織が落ち着くまでは、判断を急がないことが大切です。

術式腫れが落ち着くまでの目安二重が安定するまでの目安
埋没法 数日〜2週間程度 1〜3カ月程度
切開法 2週間〜1カ月程度 半年程度

経過には個人差があります。上記は一般的な目安で、実際の期間は施術内容やまぶたの状態によって異なります。

一方、半年程度たっても膨らみが引かない場合は、腫れではなくデザインや脂肪、たるみといった構造的な原因が残っていると考えられます。この段階になったら、修正を検討するタイミングです。

ハム目は自力で治せますか?

鏡を見て悩む女性

構造的な原因によるハム目を自力で治すのは難しく、自己流のマッサージはかえって悪化させるリスクがあります。ただし、むくみが原因の場合に限り、生活習慣の見直しで軽減することはあります。

まぶたの繊維組織が多い場合や、二重の引き込み自体が弱い場合のハム目は、残念ながらセルフケアで治すことはほぼできません。まぶたを強く押したり引っ張ったりするマッサージは、皮膚の靭帯を痛め、目の上のくぼみやたるみを招くことがあります。強くこすると眼瞼挙筋腱膜にダメージを与え、症状が進む恐れもあります。

ハム目を悪化させるNG行動

  • まぶたを強く押す・引っ張るマッサージを繰り返す(靭帯を痛め、くぼみやたるみの原因になる)
  • 目をゴシゴシこする(眼瞼挙筋腱膜へのダメージにつながる)
  • アイプチ・アイテープを長期間・毎日使う(皮膚が伸びてたるみやかぶれを招く)
  • 術後の腫れが引かないうちに再手術を受ける(ダウンタイムが延びる)
  • 自己判断で二重幅を変えようとまぶたを固定し続ける

むくみが原因でまぶたが膨らんでいる場合は、塩分やアルコールを控える、睡眠を十分にとる、朝に冷たいタオルで軽く冷やすといった対策で軽減することがあります。それでも改善しない膨らみは、医療機関での診察をおすすめします。

ハム目の修正方法にはどんな種類がありますか?

ハム目の修正方法は、原因によって変わります。二重幅が広すぎるなら幅を狭くし、脂肪が多いなら脂肪を取り、たるみが原因ならたるんだ皮膚を切除し、目の開きが弱いなら眼瞼下垂治療をおこないます。

同じハム目でも、原因が違えば適した術式はまったく異なります。次の表で、ご自身のタイプと修正方法の対応を確認してください。

ハム目の原因主な修正方法期待できる変化
二重幅が広すぎる 埋没法で幅を狭くする ライン下の膨らみが目立ちにくくなる
まぶたの脂肪が厚い 上眼瞼脱脂で脂肪を取る 腫れぼったさが軽減しスッキリした二重に
加齢によるたるみ 眉下切開・二重ラインでの皮膚切除 たるんだ皮膚が取れ、二重ラインが整う
目の開きが弱い(眼瞼下垂) 眼瞼下垂治療 目が開きやすくなり皮膚が奥へ引き込まれる

なお、原因が複数重なっているケースも少なくありません。たとえば「二重幅が広く、さらに脂肪も厚い」という場合は、脱脂と幅の調整を組み合わせて修正します。どの組み合わせが適切かは、まぶたの厚み・皮膚の余り・目の開き具合を診察したうえで判断します。

当院で受けられるハム目修正の施術は?

笑顔の看護師

大西皮フ科形成外科医院では、埋没法による二重幅の調整、上眼瞼脱脂、眉下切開などのたるみ取り、眼瞼下垂治療まで、ハム目の原因に合わせた施術に対応しています。

形成外科専門のドクターが在籍し、まぶたの構造を踏まえて最適な方法をご提案します。当院で受けられる主な施術は次のとおりです。

当院のハム目修正に用いる施術

二重整形(埋没法)

二重幅が広すぎてハム目になっている方に対し、医療用の糸でラインを設定し直して幅を狭くします。メスを使わず切開しない方法が中心で、幅を狭めることでぷっくりした部分が目立ちにくくなります。挙筋に糸を通して留める方法など、まぶたの状態に応じて留め方を選びます。

▶ 二重整形(埋没法)はこちら
上眼瞼脱脂

上まぶたの脂肪を取り除き、腫れぼったいまぶたをスッキリとした二重まぶたに整える施術です。まぶたの脂肪や厚みが原因でライン下が膨らんでいるタイプのハム目に適しています。脂肪量を見ながら調整するため、取りすぎによるくぼみにも配慮して行います。

▶ 上眼瞼脱脂はこちら
眼瞼下垂治療

目の開きが悪くなってハム目に見えている場合におすすめの治療です。目の開きが良くなると、まつ毛の上に乗っていた皮膚が奥に引き込まれます。医療用の糸を挙筋に縫い留める切らない方法のほか、上まぶたのラインに沿って皮膚を切開し挙筋を瞼板に固定する方法もあります。機能的な問題がある場合は保険適用の治療にも対応しています。

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目元のしわ・たるみ取り(眉下切開・皮膚切除)

加齢で上まぶたの皮膚がたるみ、二重ラインが乱れてハム目のように見えている方に適しています。眉の下または二重ラインで余った皮膚を切除し、まぶたの厚みを軽くします。傷は眉毛や二重のラインに隠れるよう設計します。

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目頭切開・目尻切開

二重幅だけでなく目の横幅やバランスも含めてデザインを整えたい場合に併用することがあります。蒙古ひだのかぶりが大きい方や、はっきりした平行型の二重を希望される方に適応を検討します。

▶ 目頭切開・目尻切開はこちら
上まぶたの凹み治療(ヒアルロン酸注入)

過去の手術や加齢で上まぶたがくぼみ、二重ラインが不自然になっている場合に用います。ヒアルロン酸を注入することでふっくらした目元に整えます。脱脂後のくぼみが気になる方のご相談にも対応しています。

▶ 上まぶたの凹み治療はこちら

▶ 目元の施術メニュー一覧はこちら

ハム目修正の流れ

初めての方でも安心してご相談いただけるよう、当院では次の流れで進めます。無理に手術をおすすめすることはありません。

  1. カウンセリング:現在のお悩み、過去の施術歴、ご希望の目元をうかがいます。
  2. 診察:医師がまぶたの厚み・皮膚の余り・目の開き具合を確認し、ハム目のタイプを診断します。
  3. デザインとご提案:シミュレーションで仕上がりのイメージをすり合わせ、術式とリスクをご説明します。
  4. 施術:ご納得いただいたうえで施術をおこないます。
  5. アフターフォロー:術後の経過を確認し、必要に応じて調整のご相談に対応します。

ハム目修正のダウンタイムやリスクは?

ハム目修正には、腫れ・内出血・左右差などのダウンタイムやリスクがあります。切開を伴う施術ほど回復に時間がかかるため、事前に医師から十分な説明を受けることが重要です。

施術ダウンタイムの目安主なリスク・副作用
埋没法 数日〜2週間程度 腫れ、内出血、左右差、糸のゆるみ
上眼瞼脱脂 1〜2週間程度 腫れ、内出血、脂肪の取りすぎによるくぼみ
眼瞼下垂治療(切らない) 1〜2週間程度 腫れ、内出血、左右差、後戻り
眉下切開・皮膚切除 2週間〜1カ月程度 腫れ、内出血、傷跡、抜糸が必要

ダウンタイム・リスクには個人差があります。上記は一般的な目安で、実際の経過は診察時に医師がご説明します。

また、ハム目修正には限界がある点も知っておく必要があります。一度切開してつくった二重ラインを完全に消すことは難しく、まぶたの組織は手術のたびにダメージを受けます。回数を重ねるほど修正の難易度は上がるため、次の一手を慎重に選ぶことが結果的に近道です。

注意:前の手術から日が浅いうちの修正は、組織が落ち着いておらず仕上がりが読みにくくなります。一般的には半年程度あけてから検討することが多く、時期の判断も含めて医師にご相談ください。

ハム目修正で失敗しない医師・クリニックの選び方は?

ハム目修正は通常の二重整形より難易度が高く、まぶたの解剖に精通した形成外科の知識と経験が求められます。症例数と、リスクまで説明してくれるカウンセリングの丁寧さを基準に選びましょう。

  • 形成外科・美容外科での手術経験が豊富な医師が担当するか
  • まぶたの構造(挙筋・眼輪筋・脂肪・皮膚の余り)を踏まえて原因を診断してくれるか
  • できることだけでなく、修正の限界やリスク・副作用も説明してくれるか
  • 症例写真で仕上がりの傾向を確認できるか
  • カウンセリングで希望とデザインを丁寧にすり合わせてくれるか
  • 術後の経過観察やアフターフォローの体制が整っているか

「幅を狭くするだけ」と単純化して説明されたときは注意が必要です。脂肪やたるみが主因のハム目に幅の調整だけをおこなっても、膨らみが残ることがあります。原因の説明に納得できるかどうかを、医師選びの判断材料にしてください。

ハム目を防ぐには?二重整形前に確認したいこと

ハム目を防ぐ最大のポイントは、二重幅を欲張らず、自分のまぶたの厚みに合ったデザインを選ぶことです。

  • 二重幅を広くしすぎない。まぶたの厚みに対して無理のない幅を選ぶ
  • 脂肪の厚みや皮膚のたるみがないか、事前に診察で確認してもらう
  • 必要に応じて脱脂やたるみ取りを組み合わせる提案があるか確認する
  • シミュレーションで仕上がりのイメージをすり合わせてから決める
  • 術後は指示を守り、こすらない・強く触らない
  • 腫れが引くまで仕上がりを判断しない

まぶたが厚い方が幅の広い平行二重を希望すると、どうしてもハム目になりやすくなります。理想のデザインとまぶたの条件が合わないときは、医師から代替案の提示を受けたうえで判断しましょう。

当院は、ハム目のタイプを診察で見極めたうえで施術をご提案しています。「自分のまぶたは何が原因なのかわからない」「他院で受けた二重が不自然で悩んでいる」という方は、まずお気軽にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

埋没法でできたハム目は、糸を抜けば元に戻りますか?
施術から日が浅い場合は、抜糸によって元の状態に近づくことがあります。ただし期間が長いとまぶたの内部で癒着が生じ、ラインの跡が残ることがあります。抜糸で戻せるかどうかは、経過期間とまぶたの状態を診察したうえでの判断になります。
切開法でつくった二重の幅を狭くできますか?
難易度は上がりますが、皮膚の切除や再切開によって幅を狭く見せる方法があります。一度つくった二重ラインを完全に消すことは難しいため、どこまで変えられるかを診察で確認したうえで検討してください。
ハム目修正は何回でも受けられますか?
回数には限りがあると考えてください。まぶたの組織は手術のたびにダメージを受け、繰り返すほど癒着や瘢痕で修正が難しくなります。次の手術で確実性を高めるためにも、経験のある医師に相談することをおすすめします。
ハム目修正はいつから受けられますか?
前回の手術から半年程度あけ、まぶたの組織が落ち着いてから検討することが一般的です。腫れが残っている時期は仕上がりの予測が難しく、修正の判断には向きません。
ハム目修正に保険は使えますか?
美容目的の二重幅の調整は自由診療です。ただし、眼瞼下垂によって視野が狭いなど機能的な問題がある場合は、保険適用の治療となることがあります。当院では保険適用の眼瞼下垂治療にも対応していますので、診察でご相談ください。
まぶたが厚いのですが、脱脂だけでハム目は治りますか?
脂肪が主因であれば脱脂で改善が期待できますが、二重幅やたるみも関係している場合は組み合わせが必要です。脂肪を取りすぎると上まぶたがくぼんで別の悩みにつながるため、量の見極めが重要になります。

大西 勝 院長 【記事監修】
大西 勝 院長
医療法人 大美会
大西皮フ科形成外科医院

国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学附属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科ほかを経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。形成外科・美容外科を専門とし、二重整形・眼瞼下垂など目元の手術実績多数。
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