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2025.09.25

お顔にシミがあると、どうしても実年齢より老けて見られてしまいがちです。特に男性はお化粧で隠すという方はそれほど多くないため、シミでお悩みの方もいらっしゃると思います。
また男性のシミは女性よりも濃くなる上に、30~40代で突然大きなシミが現れることもあり、なかなかご自身で消すことが難しいといえます。
そこで、できるだけ早めにシミの問題を解決して頂くために、男性のシミの原因や特徴、治療方法などについて解説します。普段から注意しておく点についても把握しておきましょう。

毎日のヒゲ剃り
男性のシミの原因として挙げられるのが、ヒゲ剃りです。
剃る際には刃を肌にあてるので肌への刺激が大きく、場合によっては皮膚を保護している角質層まで剥がしてしまうことがあります。それにより肌を守るバリア機能が弱まり、シミができやすくなります。
また泡やフォームなど何もつけずに剃ると、さらに肌へのダメージが大きくなるためシミができるリスクが高まります。
日焼け止めを使っていない
シミの大きな原因となるのが紫外線です。紫外線が当たると肌の奥でメラノサイト細胞が活性化して、メラニンを過剰に生成することになります。
普通メラニンは、肌の生まれ変わりの周期であるターンオーバーを繰り返すことで排出することができます。
しかし紫外線対策をしないでいると、ターンオーバーが乱れ、メラニンが排出しきれずに蓄積され、シミになってしまうのです。
洗顔時のゴシゴシ洗い
顔を洗う際に、ついゴシゴシ力を入れて擦ってしまうのも、肌への強い刺激となるためシミの原因になります。
刺激が加わると肌は軽い炎症を起こし、メラノサイト細胞が活性化してしまいます。これによりシミの原因となるメラニンの生成が増加してシミができてしまうのです。
保湿不足
男性は、女性に比べてスキンケアをしている方が少ないため、常に肌が乾燥している方が多く見受けられます。
水分が足りていない肌は、もともと備わっているバリア機能が低下してしまいます。
通常バリア機能は、紫外線や大気汚染物質などのダメージから肌を守っているのですが、乾燥しているとバリア機能が弱まるため、刺激を受けやすくなり濃い大きなシミができてしまうのです。

実は男性のシミは女性のものより深刻といわれています。ある製薬会社で実験を行ったところ、男性のシミの特徴として以下のようなことがいえると報告されています。
・女性より色が濃く目立つ
・肌の奥に根づき、複雑に変形している
男性のシミは、肌の奥深くまで伸びていて、そしてそこで複雑に折りたたまれた構造になっているために色が濃い、という特徴があるといわれています。
また、シミの原因となるメラニンが蓄積する量は、女性より男性の方が多いことも重なり、スキンケアで自然に消えることは難しいといえます。放置するとどんどん濃くなってしまうケースが大半です。

肌の刺激を抑え、根気よく紫外線対策やスキンケアをすれば薄くなっていく可能性はあります。しかし、男性のシミは濃く深いため、市販の塗布薬や内服薬では効果が出るまでに時間がかかり、完全に取るのは難しいでしょう。
早くきれいに取りたい場合は、レーザーによる治療がおすすめです。
シミ取りレーザーはメラニンに直接アプローチして破壊できるため、ゆっくりシミの排出を促す市販薬よりも高い効果が得られます。ぜひ皮膚科でご相談頂くことをおすすめします。

現在、医療機関の多くで行われ、確実にシミ取りができるのはレーザー治療です。
シミはメラニン色素によるものなので、これに吸収される波長を持つレーザーを照射してシミだけを破壊していく施術となります。
シミの原因となるメラニン色素だけを破壊して、もとの自然な肌へ改善を促していきますので、周りの正常な細胞を傷つける心配はほとんどありません。
シミには老人性色素斑、肝斑、そばかす、色素沈着といった種類があり、その種類やシミのある場所に適した治療法があります。

普段の生活の中からもシミができないように予防を心がけることも大切ですので、男性のシミ対策を紹介します。
紫外線対策はしっかり
紫外線を防ぐ対策はシミ予防に欠かせません。日焼け止めを使い、日傘を用いることも必要です。また飲むだけで体の内側から対策できる、飲む日焼け止めもおすすめです。日焼け止めと併用して使用することで、内側からも外側からも予防ができます。
生活習慣の改善に努める
暴飲暴食や睡眠不足、ストレスなどを改善すると、肌のターンオーバーが促進されて、シミができにくくなります。
十分な睡眠時間を確保し、適度な運動をするようにしましょう。食事も外食を控え、肉や野菜、魚などをバランスよく摂り、インスタント食品やお菓子は減らす努力をしてみて下さい。喫煙習慣のある方は特に、赤パプリカ、ブロッコリー、キウイフルーツなどビタミンCが豊富なものを摂りましょう。タバコに含まれる有害物質は、体内で大量の活性酸素を発生させ、肌の老化やメラニン生成を促進し、シミの原因となります。また、喫煙によって体内のビタミンCが急速に消費され、不足しやすくなるため、外部から積極的に補う必要があります。ビタミンCには、メラニンの生成を抑制し、すでにできてしまったメラニンの排出を促す働きがあるため、シミ予防に非常に効果的といえます。
丁寧なスキンケアを心がける
ヒゲを剃る際はシェービングフォームを使い、肌へのダメージを軽減しましょう。
洗顔のコツは、洗顔料をしっかり泡立て、こすらずその泡を転がすように洗います。
その後、洗い残しのないよう丁寧にすすぎ、化粧水や乳液で保湿を行い、不足している水分を補いましょう。
ケミカルピーリングをする
肌に安全性の高い薬品を塗り、古い角質や汚れを溶かすケミカルピーリングは、ターンオーバーの正常化を促す施術です。
ターンオーバーが正常になることでメラニンの排出が促され、シミの予防効果が期待できます。自宅でもできますが、薬剤が合わないと予期せぬトラブルが発生することもありますので、安全に効果的に行えるクリニックでの施術がおすすめです。
男性のシミの原因は紫外線によるダメージやシェービングなどによる肌への刺激のほか、保湿不足が挙げられます。
一度できるとなくすことは難しいため、日ごろから日焼け止めの使用やスキンケアによりダメージを抑えることが大切です。
「頬にシミができて老けて見える」「シミのせいか疲れている?と言われた」このようなお悩みには、レーザーによる治療がおすすめです。
当院では各種レーザーによるシミ取りを行っているほか、ケミカルピーリングや外用薬などもご用意しております。シミでお悩みの方はぜひ当院までお越し下さい。
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【記事監修】 大西 勝 院長 医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。 |
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