2021.10.07

“早期”の治療が必要な「赤アザ治療」とは?

赤アザってどんなアザ? 治療法は?

生後すぐの赤ちゃんのサーモンパッチ写真
アザは生まれつきのものが多く、
顔にある場合にはコンプレックスにもなり、
将来の対人関係に影響する可能性もあります。
従来に比べて飛躍的に進歩しているアザ治療。

特に生後まもなくの乳児から発症する
「赤色で膨らんだ」アザは、
早期の治療により跡も含め治りますので、
早急に来院してほしい症状です。
そんな「赤アザ」についてご説明を致します。

●単純性血管腫

赤アザでよくあるタイプが、
単純性血管腫(たんじゅんせいけっかんしゅ)と呼ばれるものです。
わずかに盛り上がるものもありますが、
ほとんど平らで赤ワインをこぼしたように広がります。

出生直後から額やまぶた、
鼻のあたりに出る淡紅色のアザを「サーモンパッチ」、
乳児の頭部からうなじにかけてできる
かぶれたような赤アザは「ウンナ母斑」とも呼ばれています。

新生児の30%ほどに見られ、
押すと一時的に色が消えます。

3歳ぐらいまでに薄くなることが多いのですが、
アザが消えない場合には、
VビームⅡレーザーを用いて治療します。

血液中のヘモグロビンに反応する
波長のレーザーを照射し、
徐々に血管の拡張を閉じていきます。
赤い色素だけに反応するレーザーなので、
高エネルギーでもほかへの影響は
最小限に抑えられます。

幼児のうちは皮膚が薄く、
アザも小さく浅い部分にあるため、
大人より治療効果が得られやすく、
早期治療であるほどキレイに治ります。

 

●苺状血管腫

苺状血管腫の多くは生後数週間ぐらいに発症し、
盛り上がって広がります。

1歳以降だんだん縮小していきますが、
特に目のまわりや首は、
成長すると跡が残るリスクがあります。
また一度できたアザが小さくなることで、
皮膚が緩んで後遺症が残る例も少なくありません。

学校に入学する頃には小さくなるので、
経過観察という方針もありますが、
治療で重要なのはアザの膨らみのピークを
いかに抑えるかということ。
その考えから現在は早期の
VビームⅡレーザーによる治療が
望ましいとされています。

症状によっては、
内服薬の処方か経過観察かを決定する
必要もありますので、
まずは当院にてご相談下さい。

 

●毛細血管拡張症

毛細血管が拡張して血液が滞ることで、
皮膚表面が赤く見える状態をいいます。

寒暖差や飲酒、極度の緊張などでも、
毛細血管は拡張して皮膚が赤くみえるものですが、
拡張したまま血管がもとに戻らない状態を、
毛細血管拡張症
(もうさいけっかんかくちょうしょう)と呼びます。

原因は生まれつきの場合や
ホルモン分泌によるもの、
損傷または皮膚疾患からくるものと様々です。

血液中の赤色(酸化ヘモグロビン)に反応させ、
血管を徐々に閉塞させていく
VビームⅡレーザーを用いる治療が可能です。

レーザー光が毛細血管を収縮させ、
赤ら顔が軽減されます。

冷却システムを備え、
レーザーによる刺激や痛みも少なく、
ほかの細胞や皮膚を傷つけるリスクも
ほとんどありません。
傷跡もほとんど残りません。

ほかにフラッシュライトを
照射して改善する治療法など、
血管の拡張が起きた深さや程度により、
適切な機器を選んで治療を行います。

小児の赤アザ、早い段階で治療するメリットは?

赤ちゃんのイメージ写真
レーザー治療は特に

小児での早期治療が有効です。
そのメリットに次のような点が挙げられます。

 

◆通院回数が少なく治りやすい

◆治療のトラウマが残らない

◆精神的、経済的負担が軽い

 

乳児期は皮膚がまだ薄いため、
レーザー光が深部まで達しやすく、
アザの元になる血管腫が起きた血管を
破壊しやすいといえます。

またアザは成長とともに拡大するので、
小さいうちに治療を開始するのが望ましいのです。

苺状血管腫やサーモンパッチが、
大人になっても残る例は多数あります。

その点、小児期に治療しておけば
治療回数も少なく、副作用が生じる可能性も低く、
精神的にも経済的にも負担を抱えなくてすみます。

また現在レーザー機器の性能は非常に上がっていて、
生後1ヶ月の乳児のレーザー治療も可能なことから、
早期の治療開始によるメリットが大きいのです。

 

アザ治療は、ぜひ当院にお任せ下さい!

大西 勝
当院では、アレキサンドライドレーザー、
ルビレーザー、Vビームレーザー、
CO2レーザーをはじめ、
アザ治療に必要な波長を備えた
すべてのレーザー機器が揃っています。

早く診断し治療を始めれば、
それだけキレイになりますので、
お悩みの方はご予約の上、
ぜひ一度、ご来院下さることをおすすめします。

特に乳幼児に出やすい赤アザは自然に消えても、
たるみや変形で跡が残り、
後々お子さんが悩むことになるかもしれません。

当院は大切なお子様の治療を、
心身のご負担のないよう丁寧に行っております。
「そのうち消えるから」と思わずに、
症状が出たらお早めにご相談ください。


あざ治療についてはこちらから




 


大西 勝        【記事監修】
大西 勝 院長
医療法人 大美会
大西皮フ科形成外科医院

国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。

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