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2023.10.05
シミはお顔だけでなく、体にもできます。「お腹に茶色いシミができた」「急にたくさん増えた…」など、お風呂上りにお腹にできたシミに驚かれた方もいるのではないでしょうか。
ただお腹のシミも、顔のシミ同様に医療機関で治療すれば十分改善する可能性があるものですので、今回はその原因や、特徴をお伝えし、予防法や治療法についても解説します。気になるお腹のシミは早めに対策しましょう!
通常は日焼けをしないはずのお腹にできるシミは、次のことが原因になっています。
・下着や衣服による摩擦
・体を洗う際にゴシゴシこする
・皮膚の洗浄不足
・皮膚の老化など
腹部は、ショーツやタイツのゴムで締め付けられ、スカートやズボンが接触する部分でもあって刺激を受けることが多い部位です。摩擦による強い刺激を受け続けると、メラニンを生成するメラノサイトという細胞の働きが活性化し、メラニンが過剰に生成され、黒ずみや茶色いシミなどの症状が現れます。
服を脱ぐとウエストに跡が残っている方も多いと思いますが、腹まわりはそれだけ刺激を受けているためシミができやすいのです。また体を洗う際にナイロンタオルなどでゴシゴシ強く擦ると、肌は炎症を起こしてターンオーバーが阻害されます。その結果、色素の沈着が起きて肌が黒ずんでしまうのです。
そして、入浴時に皮脂などの汚れが落としきれていないと、残った皮脂が酸化して刺激となりシミにつながることも。加齢によって皮膚の老化で生じる脂漏性角化症によるシミの可能性もあります。
放っておくと、シミが徐々に色濃くなって目立ってくることもあります。シミが自然にきれいに消えることはほぼないので、皮膚科やクリニックで治療することをおすすめします。
またシミが急に大きくなる、形が変形してきたという場合は、シミではない可能性もあります。シミが急に大きくなる、湿疹のようなものが数ヶ月以上続く、形が変化したなどに心当たりのある方は、早めに皮膚科で診てもらいましょう。
お腹の広い範囲にできてしまったシミを治療するには、外用薬と美容医療による治療が有効的です。それぞれについて解説します。
レーザー
皮膚の深い部分まで色素沈着を起こしているようなお腹のシミには、レーザー治療が適しています。特にそばかすのようになってしまったものは、ピンポイントでメラニンを狙い撃ちすることができ、周りの正常な皮膚組織にダメージをほとんど与えないQスイッチレーザー治療法がおすすめです。
光治療
光治療は、広い範囲に光を照射することで表皮を活性化させ、シミを治療していきます。複合的な治療ができ美肌効果も高いため、肌への負担を抑えながら安全に施術を行えます。ただし肌の深層部である真皮に対しては、ややアプローチ力が弱めで、より効果を得るために他と組み合わせをする場合があります。
ケミカルピーリング
色素沈着を起こしている古い角質を除去し、肌の再生を促すピーリングは、お腹に現れるシミの改善にも効果的な治療法です。
古い角質を取り除く作用のあるグリコール酸、サリチル酸、乳酸などを塗って、ターンオーバーをスムーズにしてきます。シミの状態を見ながら薬剤の濃度や組合せを変え治療を行っていきます。
外用薬
皮膚に生じる黒ずみには、ハイドロキノンやトレチノインなどの成分が有効です。ハイドロキノンは、メラニン色素の合成を阻害してシミの色を薄くする美白作用があり、お腹や腰、臀部などのシミや黒ずみを予防します。トレチノインは、肌の新陳代謝を高めメラニンの排出を促し、角質をはがします。そのピーリング効果で奥深くに沈着したメラニンの排出がスムーズになり、シミや黒ずみが改善されます。
まず肌に摩擦が起きないようにすることですが、具体的にどのような対処をすると良いのか解説します。
締め付けのある服を着ない
腹部のシミは、衣類の接触が原因で起きるケースが多いため、ウエストが擦れたり、締め付けたりする洋服を避け、通気性の良い素材を身につけることを心がけましょう。ストッキング、タイツ、ベルトは締め付けの弱い物を着用し、帰宅したらゆとりのある衣類に着替えたり、できるだけお腹に刺激を与えないワンピースなどの服装はおすすめです。
汗をかいたら、シャワーを浴びよう!
汗や酸化した皮脂もシミを作る原因になります。汗をかいたら着替える、早めにシャワーを浴びて、汗や皮脂が肌に触れている時間を短くしましょう。
ナイロンタオルやボディブラシをやめる
体を洗う時には強く擦らないようにし、体を洗う素材はガーゼや手ぬぐい、柔らかいタオルなど優しい素材を選びます。ナイロン素材やボディブラシで洗うのも避けましょう。またゴシゴシすると黒ずみの原因になるので、泡タイプやジェル状のボディソープなども活用して、とにかく優しく洗うことを心掛けて下さい。
しっかり保湿
清潔に洗った後は、ボディローションやクリームでお腹周りを保湿しておきましょう。肌が乾燥すると、ウイルスや菌などから肌を守る“バリア機能”が正常に働かなくなります。するとターンオーバーが乱れてメラニンが残り、色素沈着が起こりやすいといえます。
さらに乾燥によって肌が硬くなると、ターンオーバーの周期が遅れ、シミの元になるメラニンが残ったままになって蓄積されてシミが濃くなってしまうのです。
シミがお腹にできるとは思っておらず、見つけて驚かれた方もいるのではないでしょうか。シミは自然に消えるものではありませんので、気になる方はどうぞお気軽に当院までご相談下さい。
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