糸リフトで失敗しないために。効果が出やすい人と出にくい人の違いとは？

一方で、効果を感じられないという場合もあります。これは、糸の種類、肌の状態や医師の技術、患者様の目指す仕上がりなど、様々な要因によるものです。糸リフトは、糸に付いているコグで皮下組織をひっかけて引き上げて行われます。

しかし、皮下脂肪が多過ぎたり少な過ぎたり、たるみが進んでいる、肌の弾力が失われている場合は、糸リフトでは十分に引き上げられず、十分な効果が得られないことがあります。医師に相談しながら、自分に最適な美容施術を選ぶことが重要です。

患者様のお肌や医師の技量によって、仕上がりや満足度に差が出るということもあるため、リスクが目に付きやすいかもしれません。お顔の状態によって糸リフトだけでは、たるみ改善が難しいこともあります。

特に、鼻の下からあごまでの、下顔面と呼ばれる面積が小さい方や、頬の脂肪が少なすぎる多すぎる方、またたるみが強い場合には効果の出方に限界があります。また施術の効果を維持するためには、繰り返し治療を行う必要もありますので、糸リフトを受ける際には、そういったデメリットや失敗のリスクも知っておきましょう。

糸リフトだけでは改善が難しい場合にも、ヒアルロン酸注入やハイフ、高周波による治療との組み合わせで、良い結果が得られるでしょう。

まずは経験豊富な医師のカウンセリングを受け、自分に適した治療を見極めることが大切です。

糸リフトには、施術後に腫れや内出血があるなどのダウンタイムがありますので、すぐ失敗と思わず、しばらく様子を見るようにしましょう。腫れや内出血は一時的なもので、1カ月ほどで治まっていくことがほとんどですが、もしそれ以降も治まらない時は、医師の診察を受けて下さい。挿入した糸を取り除くことはできませんが、糸は自然に溶けますので時間の経過とともに元の状態に戻っていきます。

ただし、失敗に対処するのもコストがかかりますので、まずは施術前によく検討してみることと、少しでも気になることがあれば個人で判断せず医師に相談することをおすすめします。