ボトックス注射の打ちすぎ注意！効きにくくなる原因と対策

シワ取り注射として人気の「ボトックス注射」。筋肉の動きを弱める作用を利用して、表情ジワの改善だけでなく様々な治療にも応用され、世界で年間460万人の方が受けているというデータもあるほどメジャーな美容施術です。

4〜5ヶ月毎に続けられる患者様も多いのですが、そんな中「ボトックスを続けると効かなくなる」と聞いたことのある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。今回はそういった疑問や、止めるとどうなるのか、また最適な続け方などについて解説していきます。

適切な量を用い、適切な場所に注入しても効かなくなったという場合は、ボトックス治療を続けて抗体ができた可能性が考えられます。

注射を受けた後、体内でボトックス(A型ボツリヌス毒素)の中和抗体ができたため、再び注射しても抗体が攻撃し、効かなくなってしまう例がこれまで報告されています。

確かに1997年以前のボツリヌストキシン製剤では、抗体ができやすい不純物が含まれていたこともあり、10%程度という高い確率で抗体ができていたという報告もあります。しかし、現在はアラガン社のボトックス ビスタを使用しての試験結果で、被験者の基準を満たす2,240人中の11 人に抗体ができ、ボトックスの効果が出なくなったのは3人。確率としては0.49%という結果でした。

抗体ができる＝効果がなくなるというわけでもなく、少量のボトックス使用では、効かなくなる可能性は0.28%以下といえるかと思います。

357人に１人より少ない確率ではありますが、抗体ができないよう正しい間隔を開けて打つことが大切です。

＜当院の人気治療＞

ボトックス注射は、お顔のエラの張りやシワなどを改善できる人気の施術です。注射のみでお悩みを解決でき、ダウンタイムも短く、人に知られずできるので気軽に受けて頂けるといえるでしょう。

当院では専門家である医師が診察して注入するため、なるべく患者様のご要望にお答えしつつ、最大限の配慮を行い治療に当たっております。治療に入るまでにしっかり話し合うことが大切になりますので、まずは一度当院にお越し頂きカウンセリングで相談することをおすすめします。

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【記事監修】 大西 勝　院長 医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成９年より大西皮フ科形成外科医院を開業。