眉毛アートと眉毛サロンどっちがいい？

眉毛サロンやアートメイクともに眉毛を美しく整えることができますが、施術内容や持続する長さには違いがあります。

両方にメリットとデメリットがあり、受ける方のご希望によっても違いますので、ぴったりの施術を選ぶために、まずそれぞれの違いを知っておきましょう。

眉毛の形をきれいに整えるスタイリングを行うのが「眉毛サロン」です。

サロンでは医療行為を行えませんので、ワックスや毛抜き、カットなどで眉毛を整えていきます。脱色などでカラーを変更することも可能です。

「アートメイク」は専用のニードルやマシンを用いて、皮膚の表面にインクを注入し色付けしていく施術です。

こちらは医療行為にあたるため、医師免許や看護師免許をもった担当者が行います。洗顔や汗でも落ちないため、常に美しい眉毛でいられることが特徴です。アートメイクは、眉のほかアイライン、唇、ヘアライン、ほくろなども作れます。

眉サロンでの施術は、カットや毛抜きやワックス脱毛で形を作りながら長さを整えていきます。 眉カットの所要時間は、眉の長さ調整だけなら5〜15分、眉毛の形を変えるなら15〜30分程と案内している眉毛サロンが多いようです。

眉毛のベース作りで行うムダ毛処理はワックス脱毛の場合もありますが、患者様の雰囲気に合わせてバランスを取り、より立体感やボリュームを出します。

仕上げにアイブロウペンシル、パウダー、マスカラなどを使用して、理想の眉毛をメイクし、スタイリングしていきます。施術での痛みもほとんどなく、3〜4週間はきれいな状態をキープできるといえます。

アートメイクには手彫りやマシン彫りといった方法があります。マシン彫りでは専用の極細ニードルで繊細な線で描くことができ、自分の眉のようにナチュラルな毛並みも表現できます。

なお、アートメイクは医療行為のため、施術資格を持った医師や看護師しか行うことができません。
施術の流れは、患者様にカウンセリングを受けて頂き、眉毛のデザインを決定します。患部に麻酔を塗布してから、施術を開始します。

ニードルで丁寧に肌に色素を注入し、自然の仕上がりを目指していきます。施術にかかる時間は麻酔塗布から1時間半~2時間程度です。

色素の定着の程度には個人差がありますが、半年から2年間ほどは状態が続くということです。また、きれいな眉を維持するために、消えかけた段階でリタッチ施術を受けることもできます。

これまでお伝えしてきた眉毛サロンとアートメイクについて、さらに分かりやすくメリットとデメリットをまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。

アートメイク

メリット

・メイクを落としても消えない

・すっぴんに自信が持てる

・眉毛が薄い方、生えていない方も施術可能

・１本1本眉毛を描くことで美しい眉毛に

・お手入れやメイクの手間を少なくできる

・生えているかのような自然な仕上がり

・医療従事者による安全な施術

デメリット

・専用ニードルで施術するので痛みがある（麻酔あり）

・ダウンタイムが1週間ほどある

眉毛サロン

メリット

・眉毛の形を整えられる

・産毛の脱毛、生えムラを整えられる

・施術に痛みがないため安心
・メイクの完成度が上がる
・定期的に眉毛の雰囲気を変えられる

デメリット

・持続期間は1カ月ほど

・眉が薄い方、少ない方は余り変化がない

・デザインの幅が限定される

・施術後もお手入れやメイクの必要がある

・ワックス脱毛、毛抜きでの除毛時に多少痛みがある

自分にとって一体どちらの施術を選ぶのが良いのか。ここまでの内容を踏まえながら、具体的にどんな方に眉毛サロンとアートメイクがおすすめなのかをまとめてみました。

眉毛サロン向きの方

・一時的に眉毛を整えたい

・流行に合わせた眉にしたい

・アウトラインだけ整えたい

・なるべく費用を抑えたい

・メイクをするのは苦にならない
・コンスタントに通い続けたい

アートメイク向きの方

・毎日のメイクが面倒で不要にしたい

・眉毛が薄い、ほとんど生えていない

・化粧崩れしやすい

・自然な仕上がりの眉にしたい

・常に眉毛が整った状態を目指したい
・長期的に美しい眉毛をキープしたい

アートメイクの魅力は、簡単に落ちることがないこと。顔を洗ってすっぴんになってもきれいな状態で残ってくれます。一度アートメイクで理想の眉を作れば、長くずっとお顔の好感度を保てて素顔にも自信が持てるのではないでしょうか。