2023.11.16

黄ぐすみとは?

黄ぐすみとは?

黄ぐすみで悩む女性

近頃、鏡に映った顔が黄色く感じる、なぜかオレンジ系のチークやリップしか似合わなくなったと感じたら、それは黄ぐすみによるものかもしれません。

ここ最近、よく耳にするようになった「糖化」という言葉。これは単なるくすみとはまた違った、実は深刻なエイジングのサインといわれています。肌がくすむだけではない「黄ぐすみ」は、一体どんな肌の状態をいうのでしょうか。そしてなぜ起こるのか、その原因を探りながら予防や適切なケアについて見ていきましょう。

黄ぐすみとはどんなもの?

考える女性

黄ぐすみは、体内でタンパク質が糖や脂質と結びついたため、肌の奥の真皮層が変色することでお肌を黄色くしてしまうことをいいます。

一般にくすみには、乾燥や血行不良によってグレーがかったり、青黒くなったり、メラニン色素で茶褐色になったりするものがありますが、黄ぐすみは体内の糖化によって黄みがかってしまったというもの。つまりお肌の老化が原因で起こっているというのです。

 

<当院の人気治療>
シミ治療
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黄ぐすみの原因は、主に糖化とカルボニル化

驚く女性


ご飯や麺類などの糖分だけではなく、甘いお菓子や揚げた食品、焼いた食品など糖分を取り過ぎる傾向にあるのが現代人です。糖質を過剰に摂取するとエネルギーに変換しきれない分がでてきて、余った糖と体内のタンパク質が結びついて起こるのが糖化です。そして糖化によって作られる黄褐色の「AGEs(糖化タンパク質)」という物質が黄ぐすみの原因になるのです。

糖化は体のコゲとも呼ばれるもの。食パンをトーストにすると美味しそうなきつね色になりますが、それと同じことが肌の上で起きているため肌が黄色くくすむ、と考えれば理解しやすいのではないでしょうか。

そしてもう一つ、原因として考えられているのが、糖化より深刻だという「カルボニル化」があります。体内で酸化した脂質とタンパク質が結び付くことで、黄褐色の「ALEs(カルボニル化タンパク質)」が作られる状態をいいます。この状態になったお肌は、糖化による黄ぐすみよりも一層、黄色味が強くなるといわれています。

さらに、カルボニル化を起こしたタンパク質は変性して硬くなるため、分解されにくく、ターンオーバーも遅くなって真皮にできた黄ぐすみが簡単には消えなくなってしまうのです。また紫外線を浴びて発生した活性酸素で皮脂が酸化することでも、ALEs(カルボニル化タンパク質)が作られ、肌を黄色くする原因になるのです。

黄ぐすみの治し方&おすすめのケア法

案内する女性

お肌の老化が進んだ状態で起こるくすみは、まずは毎日の習慣から切り替えていきましょう。そのためのポイントは次のような点にありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

糖質を取り過ぎないこと


糖化を改善するためには、糖質の摂り過ぎに気をつけるということです。甘い菓子類はもちろん、ビールやジュースなどの清涼飲料も注意が必要です。

どれもかなり砂糖が入っているので、できるだけ我慢して、飲料はハーブティーなどで代用してみる工夫を。

また、パスタや丼物、うどん、ラーメンなどは手軽でランチなどに良く食べられると思いますが、炭水化物だけの食事はどうしても糖質過多になりがちです。

野菜やタンパク質と一緒に摂ることを意識して、糖質自体を減らしていく工夫をしてみて下さい。おすすめは、チキンや大豆、豆腐などが入ったパワーサラダなど。野菜にタンパク質を加えたものでこれだけでも十分食事にもなり得ます。

 

保湿


肌の乾燥によって黄ぐすみが起きるというわけではありません。でも保湿を十分にすれば糖化やカルボニル化になりにくくなることが期待できます。十分に水分を含んだお肌は、ターンオーバーが正常に行われ、皮脂の過剰分泌を抑えてバリア機能も保てています。それらは大切な黄ぐすみ対策になります。

皮脂が抑えられれば過酸化脂質の元も減り、カルボニル化による黄ぐすみ予防の助けとなります。そのための保湿成分には、セラミド、ナイアシンアミド、ビタミンⅭ誘導体がおすすめです。

 

紫外線対策


紫外線を浴びると、皮膚に活性酸素が発生します。この活性酸素は、脂質の酸化や糖化に影響を与えカルボニル化を促してしまうことにもつながります。保湿と並んで紫外線対策は、お肌にとってもはや当たり前のこと。日差しの照りつける時期だけでなく1年中降り注いでいますので、たとえ梅雨時や曇りの日、また室内にいても油断はできません。日焼け止めはもちろん、外出する際には帽子、サングラス、日傘などのアイテムを上手に活用して紫外線対策を行っていって下さい。

 

糖化を防ぐ成分を含む美白化粧品を使う


黄ぐすみの予防と改善のためには、糖化や酸化を予防する美白化粧品を使うのもおすすめです。黄ぐすみ抑制を目的にした成分には、糖とタンパク質の結合を防ぐ「抗糖化成分」脂質の酸化を抑える「抗酸化成分」が挙げられます。

抗酸化としては、ビタミンC誘導体やフラーレンなどが期待できるといわれていますが、アスタキサンチンやビルベリーエキスなどの植物由来の成分もおすすめです。抗糖化が期待できる成分には、ビタミンA、ビタミンE、コウジ酸、コウキエキス、ドクダミ、サクラの葉エキスなどがあり、最近は黄ぐすみ専用のスキンケア製品も色々出回っています。ぜひチェックして頂いて、毎日のケアに効果的なエイジングケア成分を取り入れましょう。

黄ぐすみでお悩みの方は当院まで

大西 勝

黄ぐすみは、糖化とカルボニル化が主な原因になるので、まずは、食生活などの日常生活から見直し、日々の紫外線対策や保湿を心がけて、予防、改善をしていきましょう。
黄ぐすみにおすすめのドクターズコスメやサプリもございますので、黄ぐすみでお悩みの方はお気軽にご相談ください。


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大西 勝        【記事監修】
大西 勝 院長
医療法人 大美会
大西皮フ科形成外科医院

国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。


 


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