女性化乳房｜京都・滋賀の大西皮フ科形成外科医院【大津石山,四条烏丸】

女性化乳房

女性化乳房とは？

女性のように、男性の乳房に膨らみがある状態を女性化乳房といいます。 様々な原因で、乳房にシコリや膨らみが現れたり、痛みを感じたりすることがあります。
乳輪のすぐ下には正常であっても男性にも乳腺組織がありますが、普通は小さいために指でつまんでもわからない程度です。ところが男性の胸が、まるで女性のバストのように膨らんでくる場合があります。

女性化乳房の原因には、思春期の生理的な変化によるもの（思春期の男児の60%程度に一時的にみられるもので、数年で自然に治る）、 男性の更年期に生じるもの、肝障害等による内分泌や代謝異常によるもの、薬剤によるもの等があります。
また、両側の乳房に症状が現れる場合もあれば、片側のみに現れる場合もあります。 その種類は、乳腺自体が発達したもの（真性女性化乳房）と、肥満により脂肪がついた場合（偽性女性化乳房）、およびその両方の種類に分かれます。

乳輪が盛り上がった程度のものから、ブラジャーが必要なほど大きなものまで膨らみの程度にはかなり個人差があります。

真性女性化乳房

真性女性化乳房とは、女性のバストと同じように乳腺が発達したことにより、男性でも胸が膨らんだ状態です。 乳腺だけでなく、皮下脂肪も増加しています。乳腺の発達により、しこりが腫れたり、痛みを感じたるする方もいます。

偽性女性化乳房

偽性女性化乳房とは、単に太って皮下脂肪がついた方、昔太っていてダイエットしたのに胸だけやせない方など、女性のように胸が膨らんだ状態です。真性女性化乳房と偽性女性化乳房は、見た目は似ていますが、多くの場合、診察で区別できます。

混合女性化乳房

肥満によって胸に皮下脂肪がついたタイプに、乳腺自体が発達したことが原因で女性のように胸が膨らんでしまった状態です。

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  正常な
  男性の胸

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  真性女性化
  乳房

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  偽性女性化
  乳房

• 
  混合女性化
  乳房

真性女性化乳房が偽女性化乳房か、またはその混合タイプかを診断し、それぞれにベストな治療法をご提案します。

治療

■真性女性化乳房…乳腺切除術

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  傷あとが目立ちにくい乳輪の下半分の円周を切開します。

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  乳腺･脂肪組織は、薄い被膜で覆われています。これらの組織を被膜ごと切開した部分から摘出します。傷跡は時間と共に目立たなくなっていきます。

■偽性女性化乳房…脂肪吸引法

傷跡の目立ちにくいワキや胸部の下外側から、極細のカニューレを用いて余分な脂肪を吸引して平坦化します。 症状により、乳腺切除術と脂肪吸引法を併用することがあります。
ワキの下又はワキ横から2～3mmのカニューレを用いて脂肪を吸引します。脇の下の脂肪を除去すること、男性らしい胸板に仕上がります。脇の下から脂肪吸引するので、傷跡が目立つことはありません。

■混合女性化乳房

乳腺脂肪切除術と脂肪吸引を同時に行います。

◆ 院長からのコメント ◆

軽度の方はキズ跡が目立たなく、ダウンタイムの少ない脂肪吸引だけで治療が可能です。
乳腺肥大の目立つ方は乳輪半周をジグザグに切開しての乳腺切除を行います。かなり大きな乳腺でも、たいていは乳輪半周の小さな切開から摘出可能です。
女性化乳房の程度のひどい方、肥満を伴なう方は、乳腺切除と共に脂肪吸引を併用した方が良い場合があります。